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ソノラマ文庫と北欧
中学からガンプラより飛行機模型に転身した自分ですが、同時に読み物もガラリと変わりました。
コミックボンボンなどから月刊誌「丸」を読むようになり、西洋から東洋の第二次大戦の歴史を知ることとなりました。
やはり飛行機好きがここにも出て、軍用機の開発や運用の本など読んでいました。
そこから深く知りたい知識欲が芽生えて本屋に行けば朝日ソノラマ文庫か光人社NF文庫かチェックするほど。
当時ライトノベルも勧められたのですが、読むことが苦痛でもっぱら青い背表紙のソノラマ文庫でした。
高校時代になりだいぶ飛行機関係を読むことに機が熟した頃、一つの分厚い文庫を手にとって身震いをすることになります。
「北欧空戦記」という、謎に満ちた本に出会うことになり引き込まれていきます。
小国フィンランドが連合枢軸関わらず多種多様な機体を取り揃えて大国ソ連に立ち向かうさまに心打たれてしまいました。
更にイタリア、東欧、スペイン戦争の本も読み漁るようになり、
これでフィンランドの虜、いや小国空軍の虜となり、成人してからマニアックになって行きます。
時はやっと地方もネットがADSLになった時代、掲示板やSNSでもフィンランド/小国空軍ファンが結構居り、更に造詣の深い友人が出来、現在も模型展示会で交流するくらいです。
そのくらい軍用機マニアにとっては影響のあった一冊かと思われます。
朝日ソノラマ文庫、とうの昔になくなってしまいましたが、
二十数年間NF文庫とともに本棚の頂点に居座っており、
半コレクションですが、たまに飛行機プラモを作る前に読んで制作してます。