高校生時代
県立高での3年間
家の近い友達と一緒に、自転車と電車で通った。
1年生の時は、中学の友達と同じクラスでなんとなく過ごした。文系か理系か決めるように言われた。自称進学校で大学への進学が前提の高校であった。
私は機械やロボットに興味があったので、迷わず理系を選択した。
しかし理系は全く出来ず、自分の成績の悪さにがっかりした。
担任は数学の先生で怖く、ビクビクした毎日だった。卒業してから会った時にはとっても優しくて、先生も大変だったんだな、と思った。
2年生になって、担任も数学の先生も変わってしまった。すっかり数学のやる気も失ってしまい、テストの前だけ頑張るようになっていた。
友達もろくにできず、部活にも入らずあまり快活でない高校時代だったように思う。
文化祭の時も一緒にまわる友達なんていなかった。
3年生になって、そこそこに私立の大学の推薦枠があることを知った。
内申点はそこまで悪くなかったし、模試の成績も悪くどこの大学にも行けない気がした。
担任からのススメもあり私立の理系大学に推薦してもらい、無事に卒業後は進学できることになった。
高校時代には両親はなぜか復縁していた。
私を大学に進学させたい、お金をどうにかしたい、という母の思惑があったからであろう。
父のいる家と母の実家は5歩の距離だったので、夜になると母が父のいる家に行くのだった。
母が取られてしまう、一緒に寝ているのか、などと考えるととても嫌な気持ちになった。
母の努力の甲斐で入学金と大学1年目の学費は父が払って貰えることになったが、その後結局母は父の元をまた去った。やはり父とは合わなかったんだろう。