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ポジティブ心理学 本 備忘録1
公認心理師の先輩に勧められて早速購入。自分の勉強のための、備忘録。『実践 ポジティブ心理学 幸せのサイエンス』 (PHP新書) 前野 隆司 https://www.amazon.co.jp/dp/B079RY1QM1/
前野さんの本は、ここ2年位で6冊近く読んでます。どれも、自分の関連領域に近く非常に刺激を受けています。
●社会的課題解決のための活動参加意欲と幸福度の関係 内閣府経済社会総合研究所「若者層の幸福度に関する調査」(2010-2011年)
「既に問題解決をする活動を行っている」・・・幸福度が一番高い 「関わりたいと思うが、どうすればよいか分からない」・・・次に幸福度が高い 「関わりたいと思うが、余裕がなく、できない」 「加わりたいとは思わない」・・・幸福度が一番低い
●心的外傷後成長の研究の第一人者 ノースカロライナ大学心理学部リチャード・テデスキ教授 ●日本ハグ協会の会長 高木さと子さん
●今日あったいいこと、感謝を3つ書く
●気晴らしリストアップ(100個位) ストレス・コーピング(ストレス緩和・除去)法 自分の場合・・・ 半身浴、マラソン、ツリーハウスで過ごす、河原で読書、自然に触れる(花、木々、芝生などの香り)、海に入る、パワースポットに行く、蝋燭を灯す、ダライ・ラマなど偉大な人の本を読み返す、友人と呑む、自分で呑む、日記を書く、クラウニングする、ヨガ、ズンバ、ストレッチ、サイクリング、登山など大自然系の映画を観る、プレイバックシアターする、、、、
環境を変えるのは大変ですが、視点を変えることは比較的容易。
●バーバラ・フレドリクソン ポジテイブ、ネガティブ感情3対1の法則
●幸せに関わる様々な要素:健康、安全、自己実現、感謝の気持ちをもって生活しているかどうか、他者に対して親切であるかどうか、楽観的であるかどうか
●ダニエル・カーネマン:アメリカの認知心理学者。 2002年 不確実な状況下における意思決定モデル『プロスペクト理論』などを経済学に統合。ノーベル経済学賞受賞。
●エド・ディナー 2008年までイリノイ大学の教授を務めた。幸福学(well being study)の創始者。『利他的な人は幸せ』
人生満足尺度テスト 1、ほとんどの面で、私の人生は私の理想に近い 2,私の人生は、とてもすばらいい状態だ 3,私は自分の人生に満足している 4,私はこれまで、自分の人生に求める大切なものを得てきた 5,もう一度人生をやり直せるとしても、ほとんど何も変えないだろう
1点 まったく当てはまらない 2点 ほとんど当てはまらない 3点 あまり当てはまらない 4点 どちらともいえない 5点 少し当てはまる 6点 だいたい当てはまる 7点 非常に当てはまる
31−35点 非常に満足 26−30点 満足 21−25点 少し満足 20点 どちらでもない 15−19点 少し不満 10−14点 不満 5−9点 非常に不満
●イローナ・ボニウェル ポジティブ心理学欧州ネットワーク(ENPP)創設。欧州で初となる「応用ポジティブ心理学修士課程(MAPP)」をイーストロンドン大学に開設。国際連合「幸福・ウェルビーイングプロジェクト」主要メンバーとして世界各地における幸福度の調査研究に関わった。
認知行動療法をベースに開発したレジリエンス(回復力)を高める「SPARK レジリエンス・プログラム」
■Situation 出来事そのもの:事実に目を向け状況を把握することの大切さ
■Perception 出来事に対する捉え方<7つのオウム>:起こった出来事を感情を入れず解釈する
1、批判オウム(他人を非難しがち。あいまいな状況を嫌う。ものごとを極端に考える。白黒はっきりさせたいタイプ。周囲に不満を持ちやすい)
2,正義オウム(何が公平で正しいか気にしがち。自分の意見を曲げず、〇〇すべきだという思想を持っている)
3,負けオウム(自分と他人を比較し、落ち込むことが多い。比べられること自体を恐れ、人前に出ることにも臆する)
4,あきらめオウム(何をするにも自分にはできないと決めつける)
5,心配オウム(将来に関して悲観的で、何かうまくいかないことがあると、すべてがうまくいかないのでは?と心配する)
6,謝りオウム(問題が起きると、自己関連づけをしてしまいがち。自らを責めた結果、自己評価や自尊心を下げる)
7,無関心オウム(何事にも我関せず。面倒なことを避けようとするため、自分と周囲の意欲を喪失させる)
■Auto Pilot 自動的に生じてくる感情
■Reaction 反応動:捉え方のパターンがどのように行動に影響するか理解する
■Knowledge 捉え方のパターンとそれに伴う感情・行動についての学び:オウムを意識することで、その状況から何を学んだかを理解する。
このサイクルを繰り返すことで、自分の考え方に柔軟性をもたせることができる。
●レジリエンス・マッスル
・I can (私は〇〇できる)
自分が乗り越えたことを沢山書いてみる。自己効力感が高まる。
・I have (私には友人・知人がいる)
サポーターになってくれる人、過去にお世話になった人をどんどん書き出してみる。
・I like (私は〇〇が好きだ)
大切な人の写真や楽しかったことを考える。
・I am (私は〇〇である)
自分の得意なこと、強みを考えてみる。周りに人に聞いてみるのもよいでしょう。
●マーティン・セリグマン ペンシルベニア大学教授。ポジティブ心理学センター長。アメリカ心理学会会長だった1998年に、ポジティブ心理学の概念を打ちだした。元はうつ病の研究者。「学習性無力感」を提唱。
学習性無力感:「自分は何をしても、状況は変わらない」という環境に追い込まれたときに感じる状態。自分が置かれた状況に対して積極的・自発的な働きかけを起こさなくなる。また成功体験を学習することが困難になり、無力感や苛立ちなどの情緒的混乱が起こる。
ポジティブな人でも、いじめや辛いことにあったりすると、無力感を感じて、期待や意欲を失いうつ病になってしまう場合もある。
●セリグマン 著書『Flourish』幸せのための5つの条件
・Positive Emotion (ポジティブ感情):前向きな感情、良いフィーリング
・Engagement(エンゲージメント):フロー。没頭して他のことすべてを忘れる
・Relationships(関係性):周りの人と繋がっていること
・Meaning (意味・意義):何のために生きているのか
・Achievement (達成):何かを成し遂げた感覚
●実証心理学 世界で初めて体系的に幸せの研究をした「幸せ博士」エド・ディナー
●所属している団体数。どの団体にも所属していない人と、一つでも所属している人との幸福度の差は大きい。
●同居家族や親友のように近くて深い人間関係よりも、つきあいのある親戚や友人など、幅広い人間関係が人の幸せに寄与する。
コレクティブハウス