初めてのゲイプライドinアムス
日本でもゲイプライドやってますよね?多分。
見たことなかったけど、多様性の本場アムステルダムで本気のゲイプライドを見てきた。
ゲイプライド当日の街はレインボー
滞在3日目はゲイプライドのパレードで町中がふわふわしていた。
アムステルダムの街はレインボーカラーのフラッグに包まれていて、トラムの外装、駅の電光掲示板ですらレインボーだった。
本当にパレードを楽しんでる様子が見ていて気持ちよかった。
大人も子どもも一緒にパレードを盛り上げている。
橋の上は特等席。
パレードを見ようと人がたくさん。
さすが平均身長世界一の国の人たち。
160センチの私なんかでは太刀打ちできない人の壁がそこにあった。
「ガチで見れん」
大人が本気で盛り上がるゲイプライド
船に乗ってパレードに出演している人たち。
ゆるい船もあれば、本気のパフォーマンスをする船もあった。
1つ、LGBTQの当事者である人たちがパフォーマンスをし、ダンスの途中でパートナーとキスをする場面もあった。
それを見た観客たちが盛り上がる。
もちろんパレードの観客には小さい子どももいた。
あの場面を見て彼らは特に意味を見出すことはないと思う。
大人たちの反応に子どもたちは意味を見出すのだと思うと、この大人たちの受け入れている姿勢はそのまま子どもたちの考えになるのだ。
今の大人たちが将来の社会を作っていく。
ゲイプライドに大人たちが本気で取り組んで、本気で楽しんでいる姿が子どもに大きく影響するだろう。
パレードが上っ面にならない理由
学校で人権について勉強することももちろん大事だ。
「みんな平等ですよ〜大切な考えですよ〜」
でも、一歩学校の外に出て、大人たちが差別をしていたら?
いくら教えたところで上っ面なものにしかならない。
アムステルダムの駅で男性カップルが手を繋いで笑顔でおしゃべりしながら歩いている姿を見た。
特に何か覚悟を持ってしているわけでもなく、自然にその姿があった。
好奇の目に晒される訳でもなく、馬鹿にされる訳でもない。
これが日常ならば、平等であることを人々は実感できているのだろう。
だからこそ、このパレードは人々から大切にされているのだと思う。
オランダはバランス感覚もいい
また、アムステルダムのパレードのいいところは比較的静かで短いところだ。
そこに住んでいる住民たちも一緒になって盛り上がれる程度のパレードになっているところもバランスが取れている。
これを2、3日も爆音でされたら、近くに住んでいる住人はたまったもんじゃないなとも思う。
盛り上がるけど、盛り上がりすぎない。
これも継続していく上で大切なバランスだと思う。
【多様性=オランダ】という誇り
何かに強制されているわけではない雰囲気。
多様性を受け入れるオランダがオランダ人は好きなのだ。
オランダ人の知人にパレードの雰囲気を伝えると
「それはとってもオランダらしいね」
多様性はオランダ人の誇りなのだ。
自分達で国を作り上げている。
国任せではなく、自分達も作り上げている。
そんな社会なのだろう。
オランダに来て思う。
オランダ人はオランダが大好きなんだと。
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