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【発売まで後1ヶ月!】『涼宮ハルヒの直観』を読む前に
前作『涼宮ハルヒの驚愕』から約10年ぶりの最新巻『涼宮ハルヒの直観』が来月の11月25日(水)についに発売します。
■収録内容
・「あてずっぽナンバーズ」※『いとうのいぢ画集 ハルヒ百花』収録 SOS団総出の初詣。鶴屋さんから借りたという着物に身を包んだ、ハルヒと長門と朝比奈さんはなかなか壮観だった。そんな中、古泉がふと呟いた数字の意味とは――
・「七不思議オーバータイム」※『ザ・スニーカー LEGEND』収録 初夏の気配を感じる放課後。ハルヒ不在の部室に、ある珍客が訪れる。ミステリ研究会に所属する彼女が言うには、ハルヒが「学校の七不思議」に興味を持っているらしく――
・「鶴屋さんの挑戦」※書き下ろしエピソード 滅多に使われないSOS団直通アドレスに、ふいにメールが届く。差出人は現在旅行中で学校を欠席している鶴屋さんだった。「問題を出すから、皆の衆には解答をお願いするよ」というメールに添付されていたのは、謎の旅の思い出話。それは、鶴屋さんからSOS団への挑戦状だった――
新作を読む前に、前作までの内容がうろ覚えなので読み返そうと本棚を漁っていたら懐かしい本がたくさん出てきましたので、一ファンとしてこの機会に紹介していきたいと思います。
そもそも「ハルヒって何?」という人向け
「宇宙人、未来人、超能力ら非日常の存在と語り部キョンたち4人が涼宮ハルヒ1人にひたすら振り回される青春群像劇」というのが僕の認識です。
リニューアルされた公式サイトを見れば、今からでも大体の概略はわかると思います。
『涼宮ハルヒの憂鬱』〜『驚愕(上・下)』のシリーズ既刊10作品はカバーを刷新した新装版が発売されたり、小学生向けの児童文庫から出版されたり、文芸文庫風で発売されたりしています。
「前作までの内容がうろ覚えだけど、シリーズを読み返している暇がない」という人向け
『OFFICIAL FANBOOK 涼宮ハルヒの観測』がおすすめです。各エピソードをストーリーチャートによってハイライトで振り返れます。
作中のごちゃごちゃに入り組んだ時系列を整理した年表も付録でついています。(注:紙版のみ確認済み。電子版については未確認です。)
ハルヒって何が凄いの?という人向け
ハルヒの社会現象ぶりやアニメ・ラノベ業界に与えた影響云々についてはユリイカはじめ様々な媒体で特集されています。基本的に10年近く前のものなので在庫があるかはわかりませんが、図書館等にはあるかもしれません。
いいから早く新刊読ませろ!という原作過激派向け
『直観』に収録される短編「あてずっぽナンバーズ」「七不思議オーバータイム」は既に他媒体で発表されています。
「あてずっぽナンバーズ」※『いとうのいぢ画集 ハルヒ百花』収録
いとうのいぢ先生の絵柄の進化ぶりが凄いです。作中登場した振袖長門と朝比奈さんのイラストは『直観』では新規収録されるのでしょうか(願望)
「七不思議オーバータイム」※『ザ・スニーカー LEGEND』収録
これまでの最新作でした。小泉とキョンが権謀術数を巡らせて暗躍するも、ハルヒがその予想の斜め上を駆け抜ける、非常にテンポとバランスのいい短編です。まさかの新キャラ登場に、当時驚愕した思ひ出。
これらに加えて、『直観』で初めて発表される書き下ろし長編『鶴屋さんの挑戦』については、スニーカー文庫が一部試し読みのキャンペーンを始めるそうです。新刊帯、となると電子書籍版への救済は何かないか気になるところです。
気になる『直観』の書き下ろし
個人的に今回の『直観』で一番気になるのは鶴屋さん(鶴屋家)の謎。 『陰謀』の宝探しの際に、わざわざ時間移動してまでハルヒから隠した鶴屋家に伝わるオーパーツの存在や小泉の所属する『機関』との関係。
今作の書き下ろしで十数年ぶりにこの謎は明かされるのか、明かされないのか、私、気になります!(京アニつながりネタ)
個人的にAmazonより信頼を置いているヨドバシで紙版を既に予約注文済みなので、読んだら感想を投稿しようと思います。