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春空を往く船アルゴ-ミツマチヨシコ

春の空低く、霞がかった空には古代の船がひっそりを身を沈めています。
そろそろ桜の咲くころ、巨大な船の星座を探すにはいい時期、と毎年勝手に思っているのです。
この辺りではその姿を全て見ることはできませんが。
桜の海を割って空に躍り出る快速船アルゴ号、というイメージは門出の時期によく合うように思います

春空を往く船アルゴ / ミツマチヨシコ

乗組員たちは各季節の夜空に散らばり、どの季節でもアルゴナウタイ、と呼ばれたアルゴで旅立った50人の勇士たちの星座を見つけることができる、その起点の空と感じるのです。

実は、3月22日のアルゴ号のお話の投影のため、また3月22日から31日に開催の、桜がテーマの展示のための作品でもありました。
展示は25日のみお休みですが会場で8日間展示の後は作品をweb上でポスター販売などもされますのでよかったらチェックしてみてください。

ミツマチヨシコ | 桜 Exhibition

ミツマチヨシコ
2002年から活動中の切り絵作家。水彩、漫画、動画なども作る。
作風はノスタルジック。ファンタジーとバンプオブチキンをこよなく愛している。
内なる宇宙をこの世界に持ち出し、未知なる外宇宙に思いをはせる日々。

2024年3月号より

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