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"ムーヴ・オン"
最近はもっぱら、マッチングアプリで知り合った男性と食事にいくことが日常になってきた。寂しいからではない、自分に自信をつけるため、というのがいちばんしっくり来る。
そこで気づいたことがある。直近で会った男性2人のエピソードをご紹介します。
塩顔君(32歳):大学時代から8年間付き合っていた彼女に28歳でプロポーズするもフラれる。「8年間してきたことがムダだった。」「恋人になると終わりがあるから、友達として仲良くしたい。」「その後付き合う人とはみんな上手くいかない。」「もう自分の心の中に誰も入ってこないでほしい。」←じゃあなぜアプリやってるんだ、とツッコみたかった。
ガチムチ 君(31歳):1年半ほど付き合った彼女と結婚を考えていた。将来は母国に帰るかもしれないからその時は一緒に来てくれる?と伝えると「私は絶対行かない」とフラれる。別れた日付まで覚えてる。8か月後に彼女は別の人と結婚。「体の相性以外は全部合っていた。」「彼女には幸せになってほしい。」「別れた人のことを言っても仕方ないよ。」「だから自分も次付き合う人とは結婚したい。」
「結婚しようと思っていた彼女にフラれた」が共通点なお二人。スーパーで買い物をしながら二人の話を思い出していた私は、物事の受け止め方ひとつで、こんなにも人間は違うのか、と、ねぎを選びながら心底驚いた。
どちらの考えにも優劣をつけるつもりはない。付き合っていた期間も違うけど、"結婚したかった恋人と別れてつらい"という痛みの種類は同じだと思う。
その痛みを引きずるのか、「次だ!」と切り替えるのか。それは本人次第。だけど、他者から見える魅力に雲泥の差がある。
塩顔君の気持ちもとてもよくわかる。「もう傷つきたくない、こわい、あんなに辛い思いをしたくない。」そう思うのも、当然だと思う。
だけど現代の最先端の技術をもってしたって、"過去"は変えられない。
次に進まなければいけないのだ。
短大時代、担任の先生(男)が卒業する前に突然亡くなってしまった。肝臓がんだったことに末期まで気づかず、余命一ヵ月とわかっても授業に来てくれていた。その先生の最後の授業での言葉を今でも覚えている。
「恋人の一人や二人、いや100人にフラれた、うまくいかなかったからってなんなんですか。すぐ次に進みなさい。」
私たちには、いちいち落ち込んでいるヒマなんてない。数人とうまくいかなかったくらい、なんだ。なんともない。
英語ではMove on、というらしい。良い言葉。
ムーヴ・オンして、なんとしても "肯定的" に、自分を前に、未来に進めたい。最近はいつもそう思っている。
写真は塩顔君と見た夜桜🌸塩顔君にもガチムチ君にも、いつか素晴らしい春がやってきますように。
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