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バレエ教室を辞める時
移籍先が決まった。
次に待っているのは、今の教室をやめるという最大のハードルだ。
「やめる」と切り出すのが怖い。
本当は、こういうのをフェイドアウトで済ませるダメな人間なんだけど、親だからそうもいかない。
バレエの世界は狭い。
しかも、バレエ親たちの口コミ情報網は無敵だ。良いことも悪いこともあっという間に広まる。甘く見ては後で痛い目にあいそうで怖い。
娘がこの先もバレエを続けていく限りは、コンクールなどの会場で顔を合わせたり、先生や関係者同士で知り合いだったり、どこぞで繋がっていたりする未来は大いに想像できる。
だからこそ、娘が将来どこかで気まずい思いをしないように、親の私が気をつけなければならない。これが意外と神経を使う。
正直、私にはめちゃくちゃ苦手なことだ。
でも、親の立ち回りの悪さのために子供がネガティブな影響をうけることは避けたい。
後半はいろいろ思うところはあったにせよ、少なからず、娘がバレエを大好きになり、夢中になれるものにしてくれたのはこの先生である。
「教室をやめる理由」、これは配慮せねばならない。
できるだけ角を立てず、
先生の顔に泥を塗らず、
そして娘に嘘をつかせない。
なかなかのハードルの高さだ(笑)
結局、今後週5〜6回レッスンに通うことができるように、
娘が一人で通える環境の教室へ移るという理由にした。
嘘でもないし、わざわざ問題点や改善点を伝えることは大きなお世話だろうし、必要もない。
「立つ鳥跡を濁さず」が一番だ。
バレエ親の口コミ力はすごいとは思うが、こういった教室も需要があれば淘汰されずに残るのだろう。この教室に合う人が通うだけだ。
我が家には合わなかった。それだけのことだ。
そして最後のレッスンの日には、感謝を伝える手紙を娘が書き、母は菓子折を持参し先生に最後の挨拶をした。
菓子折はもちろん、SNS映えするものを選んだ(笑)。
感謝、伝わってるといいが(ちょっと不安が残る)。
同時期に辞める生徒が多かったので、先生も思うところはいろいろあったと思うが、表向きは双方笑顔で円満な最後であった(逆に怖い?)
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