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【バレエ留学】安心を買うこと

最初は、少しでも賢くコストを削減するぞ!と意気込んでいた。
あれこれ外注する部分をまるっと自分でできれば30~50万くらいの経費が浮くのだ。

娘が合格した学校では、日本でのオーディションを主催した会社が留学手続きや住居手配、学校とのやりとりを一括サポートするプランを用意していた。
でも、ビザや航空券くらいなら調べながら自分でできそうだったので、その辺は外注せずに自力でやることにした。

この辺は私の英語力でも、翻訳ソフトのdeeplはもちろん、ドイツへ留学経験者の方のブログやらをあれこれ検索するといろいろ教えてくれるものがたくさんあったので闇雲ながら何とかこなすことができた。(書類はドイツ語と英語の両方があった)

だが、その他がむずかしかった。

現地の銀行口座開設、役所手続きなど、親がついてサポートできない部分が困った。なんせ当時まだ15歳。本人のサインに効力がないのだ。
都度、保護者同意書などが必要となってしまう。
ということで、現地のサポートを1年だけつけた。
といっても、これは課金方式で基本料金はそんなに高くない。
その都度、その案件に対してのサポート費用が発生すると言う形だ。
1年のうちにいろいろ教えてもらい、慣れるように期待して。

結果、この判断は大正解だった。
今となっては、この時、現地サポートをつけて良かったと思っている。
なにかあっても日本語で聞ける人がいるというのは安心。
なんやかんや ちょこちょことお願いすることとなったし。

とくに娘が行った時はコロナ禍だったので、ワクチンの接種や接種証明書、病院の予約、病院での説明など、日本語で相談できる人がいる安心感は計り知れない。本当にお世話になったし助かった。

たぶん、せっかく留学するのだから本人にどんどん調べさせ、質問させたり、いろいろ苦労体験をさせたほうがいいと言う人もいるだろう。
でも私は、この時は安心を買ったと思っている。

娘の留学が決まり、いろいろ調べた。
日本だろうがドイツだろうが、治安のいい地域だろうが田舎だろうが、やはり住んでみないとわからないことって多い。
実際、金額はかかったけど、書類などできる範囲では自分で頑張ったので、丸投げのプランよりはコストダウンはできた。
コロナで世界中がどうなるのかよくわからない不安な中、困った時に連絡して、頼ることができる人がいてくれるというのはありがたかった。

そして今。娘の留学は2年目に突入し、サポート契約も終了している。
今では自分で電車やホテルを予約し、旅行にも行ける。
役所の手続きや配達の手配もこなしている。
それなりに生活力が身についてきたことを感じている。




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