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ペペロンチーノ36日目(5月28日)

まえおき

こんにちは。好きな群像映画は、「ラブ・アクチュアリー」。ペペロンちえみです。

何度見ても飽きない映画です。日本社会で何気なく過ごしていると、日常にあふれている愛情の量があまり多くないのではないかと感じることが多いです。

仕事に忙殺される中、ふと「自分が何のために生きているのか」を考えたときにでてきた答えはとてもシンプルなものでした。

それは「今の自分の人生に幸せを感じるため」でした。将来ではなく、「いま」であることがかつての私と今の私の大きな変化なのかも知れません。

かつては「将来の自分の幸せ」のために必死に勉強をし、必死に仕事をし、必死に社会とのつながりによって自分の中の価値を確認し続けていました。

でも、ふと思ったのです。私が必死になって投資をしている「将来の幸せ」は、いつ手に入るのだろう、と。

大学生になったら社会人になるための準備を、社会人一年目になったら二年目の準備を、二年目には三年目、ある程度の期間を重ねたら次は転職の準備を、一定の年齢になったら結婚の準備を、結婚を終えたら子育ての準備を、、、

いつまでも私が投資をし続けている「将来の(いつまでも続く安定した)幸せ」はやってこないかも知れないことに気づきました。

そして、パラダイムシフトが私の中で生じたのです。「将来」のために生きるのではなく「いま」のために生きようという価値観の変化です。

それからは、毎日が自分にとって素敵な一日だったかどうかを確認し、素敵なタイミングには幸せを感じ、まだまだな私の側面には「これからどうすれば同じ過ちを繰り返さないか」だったり「今後も同じ過ちを繰り返してしまうのであれば、そんな自分とどう折り合いをつけるか」といったことを考えるようになりました。

そんなことを考えているときに久し振りに「ラブ・アクチュアリー」を見たくなり、視聴しました。そして、この映画の中に一つの答えがありました。

この映画の登場人物たちは、自分の人生に四苦八苦しながらも、「今の自分の人生をより幸せなものにするために、自分に何ができるか」という命題に挑戦し続けています。彼ら彼女らの生き方は、今の私が目指している生き方に非常に似ていました。

アラン・リックマンやヒュー・グラント、キーラ・ナイトレイに勇気づけられながら、私も今の価値観を引き続き大切にしていきたいと思います。

それでは、本編に移りましょう。

今日のテーマ

今日のテーマは「ちょっと贅沢な日」のペペロンチーノです。

会社の新規事業プロジェクトチームのメンバーとのオンラインでの飲み会があったため、その飲み会に参加してビールを飲みながらの調理となりました。

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飲んでいたビールはパッケージ写真のかわいい「のんびりふんわり白ビール」です。とてもフルーティーで口当たりのすっきりした美味しいビールでした。おすすめです。

「いつもよりも贅沢をしたいな」とビールを飲んでいるときに感じましたので、コンビーフを使っていつもより少しだけ贅沢なペペロンチーノを作りたいと思います。

今日のペペロンチーノ

今日の主役は、コンビーフです。

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コンビーフの「コン」ってどういった意味なのでしょうか?

"corned beef" のため、cornedの意味を調べてみます。

「塩漬けされている」という意味のようです。保存を効かせるために塩漬けにしているのでしょう。他にも「corned」仲間がいそうだと思ったのですが、コロケーション(単語と単語の組み合わせでよく使われるもの)があるのはコンビーフのみのようです。面白いですね。

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コンビーフが塩漬けにされているもののため、パスタを茹でる際の塩分濃度は控えめにします。塩分濃度のコントロールについては、「ペペロンチーノ35日目」の記事の最後で書かせていただいています。

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にんにくも、この大きさでじっくりと火を通すスタイルに固定されつつあります。これが「ちえみ流アーリオの下拵(ごしら)え」になるかもしれません。いまのところの最有力候補です。

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コンビーフが主役のため、使う油もオリーブオイルのみでなくラードを使います。素材の風味を際立たせるための工夫ですが、果たして効果があるのかはよく分かりません。

「美味しくなってほしい」という願掛けのようなものですね。

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ラードとオリーブオイルを20ccずつ使い、合計40ccのオイルでにんにくにじっくりと火を通していきます。

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今日は野菜がピクルスのみのため、たっぷり5本使います。

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コンビーフを缶から取り出し、オリーブオイルを大さじ1加え、予め箸でほぐしておきます。フライパンの上だと火の通りにむらが出てしまうため、フライパンに乗せる前にできる限りの準備をしていきます。

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飲酒料理につきものの写真の撮り忘れが生じました。

いきなり具材がすべて投入され、アルデンテのパスタに仕上げるための茹で汁も加わっているところまで調理工程は進みました。

この段階から、にんにくにじっくりと火を通していた際の弱火から、全体の温度をあげるための中火に火加減を変更しております。

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ここに残り1分で茹で上げたパスタを投入します。オイルソースとパスタが中火で焦げ付かない用意トングでぐるぐると回しつつ全体にオイルソースを絡めていきます。

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お皿に盛り付けて、完成です。今日もとっても美味しそうなペペロンチーノができあがりました。

それではいただきましょう。

味の感想

これは間違いなく「ちょっと贅沢な日」のペペロンチーノです。おそらくラードが良い風味を加えているのかも知れません。

使いすぎると胃もたれにつながるような持ったりとした油ですが、適量をコントロールすることで旨味が爆発したペペロンチーノに仕上げることができます。

そして旨味と甘みの強い牛肉の輪郭をキリッとしあげるのに、酸味の強いピクルスがいい存在感を出しています。この二つの素材のバランスはとても良いことが分かりました。

素材に使ったコンビーフとピクルスは、どちらも長期保存の効く食材のため買いだめしておいても問題ないのが嬉しいですね。

美味しそうと思った方には、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

今日のおまけ

今日は最近の私の朝のルーティーンになっている紅茶について写真を並べておきますね。

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マルコ・ポーロのルージュと普通のマルコポーロでここまで色が違うんですね。ルージュはフランス語で「赤」という意味のようです。

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コーヒーをいれるようの器に茶葉を入れます。

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今日はいちごジャムを糖分として加えます。

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小さじでジャムを用意します。

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コーヒーの微粉を取り除くためにかったメッシュが紅茶を淹れるのに役に立つとは思いませんでした。

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とっても美味しそうです。リモートワークになって一番の幸せはこういったゆっくりした朝を過ごしながら仕事ができることなのかもしれません。

本日は以上です。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

残り64日。

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