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2019年展覧会&ミュージアムまとめ

駆け足で振り返ります。
特にベストとかはやりません。写真は一眼レフとiphone撮影まぜまぜです。

【行った展覧会】

ムンク展―共鳴する魂の叫び

「叫び」初見。寒さにきしむ魂の切実さが伝わるような絵。

インドの叡智展

初・東洋文庫ミュージアム。
黒を基調とした内装はときどき神殿じみてさえいる。古来からの智慧の祭殿である。

岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟

念願の初・岡上淑子。日本のアマチュア女性作家、フォトコラージュ、シュルレアリスムの歴史において重要な人物であろう。画壇や美術史の表舞台に立つではないからこその孤高もある。
庭園美術館の建物と空間に非常にマッチしていて、ここはいつも本当に良い展示をするなぁ。

ギュスターヴ・モロー展

パリ・モロー美術館所蔵の作品群。モローは大好きな作家の一人だが、膨大な作品があるので、見たことのない作品がたくさん来ていて嬉しい。素描が多く、またモローの教師としての業績にも大きく触れ、彼の人柄が好感的に描写される展示作り。
ポスターデザインが結構目立つピンク色で、最初何事かと思っていたが、出品作を見て納得。このピンクは推したい。

松本市時計博物館

旅先にて。古代エジプトから近代日本までの時計を幅広く収集する。精巧なからくり、当時の技術の粋を尽くした螺鈿や装飾など、多くの時計に寄って見られ、一台城下町・松本の文化力を見せつけてくれる。

松本民芸館

民藝とクラフトのまち・松本の民芸館、さすがの収蔵品力。オリエントなどから収集されたものも、土地のものも色々見られる。
民藝といえばやはり陶器が主に思われるが、藁もいいよね。こちらは松本の藁細工による神道の祭具。

碌山美術館

言葉は悪くて申し訳ないが、安曇野・穂高の辺鄙なところにポツンと立っている。これが非常に素晴らしい小世界を作り上げていた。教会じみた建物、ロマネスクの気配を感じる小屋。訪れたのはよく晴れた日で、その光と陰が彫刻家の美術館としてまさに成立していた。そのうち個別noteを書きたい。

栗田美術館

足利旅行にて。ひ、ひろーい!! 広大な敷地に点在する陶磁美術館。いかにすさまじい(質、量、広がりともに)文化があり、どれほどの伝統技術が失われてきたのか、ということに思いをはせる。

ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ

アジサイの時期に行った。暑かったが田園地帯的な開けた庭で穏やかな時間。

ジョゼフ・コーネルは最も好きな作家のひとりで、コラージュがこれだけ観られるのは嬉しい。
コーネルの芸術というものを、私は勝手に、彼が拾い集めた手の中の美しいものたちを、遥けき憧れとでもいうものに結び付け、分かちがたく小さな庭にとじこめた、そういうたぐいのものだと想像していて、彼自身のアトリエの中にたくさんの材料パーツが膨大にしかしそれなりに整然と積み重ねられていたように、本展の多くの作品を見まわせる鑑賞というものはコーネル作品の体験としてとても良いのかもしれない。川村記念美術館の前回のコーネル展のように、ひとつひとつの作品が宇宙に浮かぶ星のようにうやうやしく取り扱われているのも、それもまた良かったけれど。

お茶室でコラボメニューもいただきました。宇宙に浮かぶ星を閉じ込めた箱の和菓子。

横尾忠則「B29と原郷 - 幼年期からウォーホールまで」

初・横尾忠則、そして初・スカイザバスハウス。くっきりとした色彩の作品群、元銭湯の空間に面白い。

クリムト展 ウィーンと日本 1900

全長34メートルを超える壁画《ベートーヴェン・フリーズ》のレプリカが圧巻。壁に沿って歩き、まさに音楽的なリズムをもって成された作品なのだということを体感できる。

小畠廣志 木に呼ばれる

たまたま立ち寄ったまちなか美術館で。彫刻のなかで木彫が一番すき。
生命ある素材としての木がもつ、"未完成"の意義。

板橋区立教育科学館

プラネタリウムを観に行った。
常設の方も、子供の頃に行った渋谷のこどもの森(だっただろうか……? もはや記憶の彼方であるが)を思い出させる、実にタイムスリップめいた空間でめちゃくちゃはしゃいでしまった。おさな心に戻れる。

奇想の又兵衛 山中常盤物語絵巻

熱海・MOA美術館。国宝公開期間ではない時期に行ってしまったが、建物も見応えあり。
江戸時代の絵師の特別展中で、長大な絵巻物を見ていくことができた。構成を見ていると、いつの時代も読者の興味を惹くためにはやっぱりエロ・グロ・スキャンダラスなのかなぁという気になった。

国立極地研究所 南極・北極科学館

立川の極地研(南極越冬隊を出しているところ)には展示スペースがあると聞いて行ってきた。
すごいプロジェクトを長年やっている研究所な訳なのだが展示にはどこか小博物館ならではの手作り感もあって良き。いつか南極に行きたい。

世界のカバン博物館

鞄メーカーの社長が集めた世界の鞄コレクション。エスニックな藤編み鞄から、貴族が旅行で使ったトランクまで、膨大な数の鞄、鞄、鞄……それらを全て無料で見ることができる。浅草観光の際には立ち寄り必須。しかしズバリ申し上げてあまり知られていない。なぜなのか。

風景の科学展 芸術と科学の融合

写真展かなという認識で立ち寄ったが、なかなか難しい構成だった。多分もっとじっくり観るべきだった。

第71回正倉院展

記事書きました。

特別展「驚異と怪異――想像界の生きものたち」 

記事書きました。

特別展「人、神、自然」

記事書きました。

特別展「ミイラ」

記事書きました。


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yk
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