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東京在住のペンギン。小説のリハビリがしたいけれどそうでもないnoteばっかり上げてる。普段は古代美術とものづくりが好き。ドイツ語と写真を学ぶ。

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    博物館・美術館に行ったり本を読んだりした記録。

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    こっちは嘘ではない日記。

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    800字前後の嘘日記。嘘含有率は1から100まで。

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    学びの記録

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「鴻池朋子 ちゅうがえり」展観て書き

美術館に行ってきた。いつぶりだか忘れた。 観たい展覧会、行きたい場所、食べておきたいものは行けるうちに行かなければならぬということを私たち皆が学んだと思う。「行きたいリスト」は虚しく手帳の最初の方にぴらぴら貼りついたままになっている。それでもその中から会期を改めて仕切り直してくれた展覧会があり、感謝しかない。 中でもいま都内で観ることのできる鴻池朋子関連の二展は、時期もうまく重ねてくれて本当にありがたいのである。などと言いつつも結局開幕してからしばらく経ってしまったわけだ

    • SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO買いました

      全然よくわからないままに手元にあるカメラとレンズを使っていたのですが、このたび突然「マクロレンズがほしいなぁ」と思い立ちました。 触ったことはあったんですよ、マクロレンズ。借り物で。↑ 「やっぱり写りすごいよなぁ」と思い返すにちょっとずつ欲しくなっていたのと、小物をちゃんと撮りたい需要が出てきたので、この際思い切っちゃうことにいたしました。 ・普段室内でブツ撮り。たまに花とかも撮りたい。 ・予算10万円以内、できたら6万くらい。 ・カメラはSONY α7 の条件で調べ

      • ミヒャエル・エンデ『鏡のなかの鏡―迷宮』

        子供のころ読んだ物語のことを、「なにを言っているのか、かんぺきに理解した」と思いずっとずっと大好きな物語として心に抱えたまま過ごし、おとなになって読み返したときにぜんぜんそんな話ではなかった、ということが起こったとき、果たしてあなたは「子供のころに間違えたのだ、かってな空想や思い込みをしたのだ、じっさいにはそんな話ではなかったのだ」と思うほうだろうか。 私はそうではなかった。 「おとなになって天啓を失ってしまったのだ」と思った。 それはなんとも悲しく、世界と自分との繋がりに対

        • 直島の振り返りと『直島 瀬戸内アートの楽園』感想

          twitterって最近あまり性に合わない。たぶん、思いついたことをパパパパと書いていくためのSNSって本当はtwitterの方が機能的にはふさわしいのだろうけど、どうも、そういうふうにうまく使えなくなった。おそらくは私の文章が基本的に回りくどいということもある。 で、noteってまあ文字数制限もないし、そういうふうに使ってもいいのかなという気もした。のでやってみることにする。 直島の話である。 とりあえずこの書籍を読んでみた。 「完全自然エネルギー」「自然との親和」。

        • 「鴻池朋子 ちゅうがえり」展観て書き

        • SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO買いました

        • ミヒャエル・エンデ『鏡のなかの鏡―迷宮』

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          2019年展覧会&ミュージアムまとめ

          駆け足で振り返ります。 特にベストとかはやりません。写真は一眼レフとiphone撮影まぜまぜです。 【行った展覧会】ムンク展―共鳴する魂の叫び「叫び」初見。寒さにきしむ魂の切実さが伝わるような絵。 インドの叡智展初・東洋文庫ミュージアム。 黒を基調とした内装はときどき神殿じみてさえいる。古来からの智慧の祭殿である。 岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟念願の初・岡上淑子。日本のアマチュア女性作家、フォトコラージュ、シュルレアリスムの歴史において重要な人物であろう。画壇

          2019年展覧会&ミュージアムまとめ

          1月の高松・直島旅行②波乱の直島

          2日目は日帰り直島行き。大波乱であった。文字通り。 高松港から、直島行きのフェリーは8時ちょっとに始発が出る。早起きをして向かう。 待ち構えていると到着したフェリーからは、種々の乗客に混じって制服を着た高校生たちが三、四群ほど降りてくる。あとで聞くとこの日は高校の始業式だったらしい。島には中学までしかないので、彼らは島から本土へ通学しているのだ。 船はめっぽう綺麗である。瀬戸内芸術祭の時期には大量の乗客を運ぶのだろうがこの時期はがら空きだった。トイレに入ったらごくごく普通

          1月の高松・直島旅行②波乱の直島

          1月の高松・直島旅行①城下町と水族館

          訳あって高松へ行くことになった。 自分で計画しない旅行は苦手である。どこへ行って何を見るのか、何を学んでから行くべきなのか、はっきりしてほしい。旅先へ行ってからイレギュラーが起こり、対処療法的に行動し、風のまにまにな旅になるのとは話が違う。しかしながら人間社会では時々、不本意な事態が発生し、それはそれで流れに沿って生きなければならない。 というわけで今回の旅は、基本的には流れに身を任せ、合間合間にチャンスを見逃さずそこから飛び出す、という形になる。 早朝羽田を発ち、一時間

          1月の高松・直島旅行①城下町と水族館

          彼方からの手紙

          ある日帰宅してみると門のすぐ内に小包が置かれていた。 田舎のことであるから、よく見知った宅配業者が気軽に荷物を置いていくことは特段珍しくはない。ただそれが古い油紙のようなものに包まれ、茶封筒を巻き込むように紐で縛られているだけで、発送ラベルがないのが気にはなった。紐が真ん中を横切っているからうまく貼れなかったか、油紙のせいで接着が弱く、この時期の風に煽られて飛んで行ってしまったのだろうか。しかしそんな一瞬の疑念は、封筒に弱々しく鉛筆書きされた名前を見てすぐに霧散した。 あま

          彼方からの手紙

          ドイツ語学習 S.2, W.3

          12/2〜9。 ドイツ語ノートの1冊目(左)が終わり、2冊目(右)に入りました。 なんとなく秋から冬へ。鳥縛りにしたわけではないですが、限定柄のフクロウ。戦いと知恵の女神アテーナーの象徴ですから、勉学に使うにふさわしい表紙ですね。 あっ、ゴムバンドねじれた状態で撮ってる。はずかし! Busuu……A2クラスのL.6から、「そこそこ長い会話文を聞いて、その後の設問に答える」のが始まった。これは独検でも出てくる形式である。あと、「わりと長い文章を読んで、その後の設問に答える

          ドイツ語学習 S.2, W.3

          11月の関西旅行③唐招提寺、東大寺、春日大社いそぎあし

          11月の関西旅行ふりかえり3日目(1日目:正倉院展、2日目:国立民族学博物館)。 この日は奈良が初めての知人と合流することになっていた。せっかくなので、まあ、東大寺に行くべきであろう。王道を踏む。 待ち合わせが10時だったので、せっかくならそれまでにもうひとつくらい寺に行っておきたいところである。神社仏閣の良いところは早朝から空いている点だ。限りある時間をフルに使おうと思ったら、朝は地元喫茶のモーニングか神社仏閣。これに限る。 だが前夜に下調べをきちんとしなかったので、1

          11月の関西旅行③唐招提寺、東大寺、春日大社いそぎあし

          11月の関西旅行②「驚異と怪異」展とみんぱくと食いだお……れそこねた

          11月の関西旅行ふりかえり2日目。(1日目はこちら) 早起きしてホテルの朝食ブッフェを食べ、可及的速やかに大阪へ向かう。奈良から大阪まではほとんど2時間近くかかる。 今回の旅行の主目的が待っている! 特別展「驚異と怪異――想像界の生きものたち」「この世のキワにいる”かも”しれない不思議な生きもの」たちをテーマに、怪物像から人魚のミイラまで、古今東西の造形を集めた展覧会。 タイトルとともに、チラシのヴィジュアルを一目見れば、いわゆるヴンダーカンマー(「驚異の部屋」)を想起さ

          11月の関西旅行②「驚異と怪異」展とみんぱくと食いだお……れそこねた

          11月の関西旅行①正倉院展と食いだおれ

          11月の頭に関西へ行ってきた。目当ては国立民族学博物館 特別展「驚異と怪異――想像界の生きものたち」である。 観たい展覧会があるのでそこへ行く。というおこないは、私は結構やるんだけれども、人に言うと驚かれることもある。思うに、たいてい四六時中旅に出たいとは思っているし、たいていの行ったことがない土地には行ってみたいと思っているので、たいていいつでも旅の理由を探している。そういう人間は理由があればそれに飛びつく。展覧会でも推しのライブでも、行く理由があるならば行き、しめしめと

          11月の関西旅行①正倉院展と食いだおれ

          秋のパン焼きの話

          休日、早起きしてパンを焼いてみた。とは言ってもオーブンなんてしゃれたものはない。ホームベーカリーである。 まずは材料を測る。とは言っても電子計りなんてちゃんとしたものはない。昔ながらの、おさらの下で針がくるくると回る秤である。 一袋199円の強力粉と、スキムミルクはないので牛乳で代用。そのぶん水の量を調整する。無塩バターはないので気にせずマーガリン。なので塩は省略して、砂糖を少し。最後に消費期限ぎりぎりのドライイーストを入れて、「プログラム1」でピッ。15分後に一度ブザーが

          秋のパン焼きの話

          小説というほどのものはまだ書けない

          「連続10日投稿」のバッジがついた。 ようやくの10日。はやくも私は結構息切れしてきている。 そもそもが、「ちゃんと文章を書こう」と思って始めたnoteだった。「ちゃんと」とは、「美しくしようと頑張って」という意味だ。もちろん、文章は、美しく書かれるべきだ。そう思っている。 物書きになりたいという人と、長いこと一緒に暮らしていた。 その人が夢を諦めてふつうの勤めに出て、そこで出会った人と沼に落ちて、私を部屋から追い出したとき、私は昔その人が書いた言葉を思い出しては、め

          小説というほどのものはまだ書けない

          蚤の市がたのしい話

          去る11月17日、東京蚤の市へ行ってきた。 (※ 本記事の写真はiPhone撮影です) 都内では実はいろんな蚤の市が開かれている、ということを、知らない人は案外多い、気がする。 「東京蚤の市」は、最近色々話題の“小物系“イベント(いまでっち上げたワードです)の数々を始めた手紙舎という会社が主催していて、ネット上での周知度が圧倒的に高いので、20代くらいのカップルからお子さんを連れた家族連れまでが主な客層に見える。 売り出し方からしても「本場フランスの蚤の市の空気を持ってき

          蚤の市がたのしい話

          ドイツ語学習 S.2 W.1-2

          ドイツ語学習 Staffel 2, Woche 1-2(シーズン2、第1~2週(合ってますか?))。 BusuuのA2クラスに入ってからの2週間(11/18〜12/1)について。 (シーズン1についてはこちらから) NHKラジオ ドイツ語講座はL.16から。基礎編は比較的簡単な日が多く、一応初出単語以外は聴き取れる……ようになってきたような……そうでもないような…… 日本人の青年・ダンがシェパード犬・マリーとともにワインの産地を訪ねているところなのだが、ワインの作り手のお

          ドイツ語学習 S.2 W.1-2