ぺぺぺ流特別支援教育試論【no.001】特別支援教育とは何ぞや?
お疲れ様です。
ぺぺぺであります。
突然ではありますが、「特別支援教育」という言葉を見聞きした時、多くの方は、障害のある子どものための教育という受け止めになるのではないでしょうか?
実際にそういう意味で用いられている言葉ではあるのですが、ぺぺぺとしましては、もう少し広く、もう少し多様な意味で使われて欲しいと思っています。実は、いろいろと状況が変わってきているのです。
それで、この話題を取り扱うテーマの名称を「ぺぺぺ流特別支援教育試論」としました。「ぺぺぺ流」の「試論」でありますから、今後の投稿の中で言ってることが変わったりするかも知れません。そのところは、予めご容赦下さい。
「特別支援教育」という言葉の意味
特別支援教育という言葉が登場してきたのは、2007(平成19)年のことになります。学校教育法が改正されたタイミングで、ある名称から切り替わる形で導入されました。
それ以前に呼ばれていたある名称とは、特殊教育というものです。特殊教育も障害児教育と同義ではないのですが、概ね、障害のある子どもに対する特殊な方法を用いた教育という意味で用いられていたと理解しています。
イコールではない、というのは、特殊教育には何気に矯正教育分野(少年院等での指導のことですね…)も含まれていましたので。
特殊教育が「特殊な方法を用いた教育」という読み方をした時、特別支援教育はどう読むとよいのでしょうか?
それは、「特別なニーズに対して支援をする教育」という読み方になるとされています。
結構、雰囲気が変わりますね。
特殊教育はやり方の特殊性に注目しているので、対象になる子どもの障害が分かることが重要です。
一方で、特別支援教育は対象になる子どもの特別なニーズに注目しているので障害の種類よりも「何に困っているのか?」が分かることが重要です。
最近の調査結果では、特別な教育的ニーズをもつ児童生徒として認識される割合が増えてきているようです。また、医療的ケア児への対応も最近法制化されたところです。
もう、特別支援教育は通常の学校を含むすべての学校で行われなければいけないものへ様変わりしています。このことが広く一般の皆さんにも知れ渡って欲しいと思うこの頃です。(了)