映画『水を抱く女』奇異な印象と神秘性(ネタバレ感想文 )
私だけかもしれませんが、ドイツ映画ってちょっと不思議な感覚があるんです。うまく説明出来ないんですけど、何かこう、人物の感情が分かりにくいというか、感情の流れが不自然に感じられるというか。『ブリキの太鼓』(79年)、『ベルリン・天使の詩』(87年)、『バグダッド・カフェ』(87年)なんかでも似たような感覚があったんですが、この映画もそうでした。
そう考えると往年のドイツ映画的な映画だったのかもしれませんが、その「不透明な感情」が逆に「主人公の特異さ」にハマった気がします。
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