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2024年超個人的に振り返る

今年2024年は能登半島地震に始まり、本当にいろいろなことがあった。

6月末に実母が他界し、それに伴うゴタゴタで、なかなかnoteに書いたり、読んだりする時間が取れなかったが、年末になり、ようやく少し気持ちの余裕が出来たので、個人的に振り返ってみようと思う。
忘れている事も多いだろうから、手元に毎朝付けている日記を読み返しながら、順番に振り返ってみよう。

1月 やはり元旦に起こった能登半島地震。実際には関西の我が家も少し揺れた。
NHKの女性アナウンサーが鬼気迫る声で「逃げてください!」と連呼している様子からただならぬ気配を感じた。能登が思ったより不便で急峻な山々の向こう側にある地域なのだと、後に知る事になった。
年末の今でも未解決なことが多い。

この月は私が誕生日だったので、誕生日の近い短大時代の寮の友人がタルトを持参してくれて、昼から我が家で焼肉パーティ。古い友人と心おきなく話が出来て本当に良かった。まさか19歳のあの頃の私達に還暦になっても友情続いているよと言っても信じてもらえないだろうけど。

2月 オーストラリア、ブリスベンから以前NagomiVisitで我が家を訪れてくれたJさんが再度訪問してくれた。コロナ期間のこと、仕事のこと、音楽や映画の話、日本食について、フランスに良く仕事で行くのでフランス事情など話題は尽きない。NagomiVisitそのものも楽しいが、実はホスティングが終わってからもこのような形で細々と繋がっていくのも醍醐味の一つだと心から思う。

3月 母が鎖骨を骨折したというので、夫とお見舞いの為に福岡まで。冷蔵庫はほぼ空の状態で二人とも痩せている。食べ物を買ってくると、ガツガツ食べる。こぼす。あまり二人とも入浴していない。洗濯もあまりしていない。家全体が臭い。
もうそろそろ二人揃って老人ホームのような施設に入ったらどうかと促すも、断固拒否。遠隔地で見守るこちらの身にもなってほしいが、そのような想像力は彼等には残っていない。言い方は悪いが、うっすら日本語が通じる洋服を着たチンパンジーがつがいで暮らしている状態。

こちらに帰って来て、どっと疲れてしまい軽い胃腸炎のような状態になり寝込む。福岡に行くと必ず疲れが半端ない。物理的に体力も使う(家事たくさん)し、メンタルもやられる。

4月 お花見を近所の神社隣の公園で。良く行くバーのマスター主催で、バーで良く会う常連さん達ととりとめのない話をして桜を愛でる。皆、絶妙な距離感で繋がっている感じがいい。決して相手の深いところに土足で踏み込むような事はしないし、かと言って会社の飲み会のようなしがらみや、上下の関係もない。皆がフラットな状態で接しているのが良き。

5月 GWは良く晴れていた。ただ気温の上下が激しく、着るものに困った。後半からは夏日も登場してだんだん暑くなって来た。4月から始まった朝ドラ「虎に翼」と大河ドラマ「光る君へ」が面白くて仕方ない様子。短歌作りもこの頃からだんだんと日々のルーティンに組み込まれて来ている。短歌は57577と言う専用アプリを使って詠んでいる。毎日お題が出るので、お題によってはスッと詠める日もあれば、全く何も思いつかない日もある。その日の体調や気分にも左右される。
なかなか奥が深い。

6月 東京と横浜に遊びに行った。久しぶりに友人達と楽しく過ごせた。弟1と彼のパートナーに直接会うのも久しぶり。やはり色々話しておきたいことが多い。
2週間後、実母が他界。急な出来事だったので急いで福岡に駆けつけた。弟達もそれぞれ横浜、熊本から。何が起きたか、自分でも未だ上手く飲み込めない。父は母の遺体を見るまでは母の死を理解出来ない様子だった。爆発や事故でご遺体のない死は認知症の父のような人はどうやって認識するのだろうと思う。急いで告別式、火葬、もろもろ手続き。随分前にエンディングノートを渡していたにも関わらず、何も記していないので、通帳類をひっくり返して探偵もどきで母の預金や金融商品を知る。父を一人で福岡に置いておけないので、ショートステイに預けられるだけ預けて、その間に父の老人ホームを探すことにする。老人ホームは熟考の結果、熊本で目星を付けてもらうことになった。弟2の出番。

8月 いよいよ父の老人ホームへの移動日。だが、2,3日前からどうも父の様子がおかしい。ショートステイ先からも連絡が来た。弟2が迎えに行き、熊本まで宥めすかして連れていくも、既に発熱しており、尿が詰まっている状態。カテーテル処理が出来る病院を探して、そこで尿を抜いてカテーテルを入れてもらう処置に一日がかり。弟2もぐったり。そしてものすごい暑さ。ひょっとしたら父もこのまま天に召されるのかもしれないと一瞬思った。

9月 暑さが全然おさまる気配なし。彼岸が来ても猛暑。文学フリマ大阪に遊びに行った。時々参加している短歌サークルがブース展示するとのことで、早速ブースまで。冊子には私の詠んだ首も2首印刷されていて嬉しい限りだ。文学フリマ大阪は熱気に包まれていた。短歌に限らず、小説、ルポ、詩歌、漫画、イラスト、とにかく何かを表現したい人がこんなにも多くいるなんて!と感激した。また次も行ってみたい。そして私自身も何かの形で出展する側になりたい。

10月 NagomiVisitの久しぶりのゲストはベルギーからのカップル。東京でレンタカーを借りて、長野や岐阜、北陸を経由して大阪入り。なかなかの旅上手な二人だ。国の成り立ち、教育、福祉、言語、地域性、ジェンダーギャップまで話題は尽きない。マッチングが決まってからずっとWhatsAppでメッセージをやり取りしているので、初めましての感じが全くしない。あっというまのランチ会だった。
すごく楽しかったと言ってもらえて、こちらも嬉しい。しかしまだ半袖。暑い。

11月 父の様子を見に熊本まで。九州新幹線は快適そのもの。弟2と熊本駅で待ち合わせして、お昼を食べ、父のホームに差し入れる洋服やおやつ、果物、お寿司などを買い求めた。熊本駅直結のショッピングビルには、いわゆる都会のショップがテナントとして入っているので、特段田舎に来たと言う感じではない。何でも揃う。ホームでは父はすっかり体調も良くなり、身体は元気そうだった。しかしもの忘れは随分ひどくなった。会話が噛み合わない。母の死もあまり理解していない様子。早めに福岡の実家を売ってしまわなければ、本人確認が怪しくなる。夜は弟2のパートナーと合流し、ホテル近くの居酒屋で飲み。美味しい刺身、あら炊き、日本酒など。父の変なやり取りは格好の酒の肴になる。

12月 夫と二人で和歌山へプチ旅行。ドーミーインに泊まりたかったので、ほぼ目的は大浴場と朝ごはん。和歌山は思ったよりずっと寂しく感じた。皆車で移動しているせいか、歩いている人がほぼいない。シャッター通りも多い。うちの近所のうじゃうじゃインバウンド客が湧いてくるあの賑わいがどこにもない。電車で1時間もかからない距離なのに、別の国に来たみたいだった。和歌山城も空いていてゆっくり観光出来た。お天気も良く散歩するのにはちょうどいい気持ちいい気候だった。これからどこか遊びにいく(関西圏)のは、断然秋から冬だな。夏は暑すぎ問題。熱中症危険問題だ。

こんな感じで過ぎて行った2024年。母の死については、もう少し気持ちが落ち着いてからじっくりと書いてみたい。
まだ私の中で上手く消化出来ていないので、言語化するのに時間がかかると思う。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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