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【10/11~24】能登支援オンライン上映会『ひとにぎりの塩』『一献の系譜』2作品視聴&監督トークイベント開催


ドキュメンタリー映画を見て、能登を支援しよう

広報啓発担当のスズキです。
フェアトレードの専門ブランド「ピープルツリー」は、令和6年能登半島地震および豪雨による水害において甚大な被害を受けた能登を支援する、オンラインイベントを企画しました。

友人に誘われて参加した、個人宅での『ひとにぎりの塩』の上映会で監督のお話をうかがい、ぜひこの映画と監督のメッセージを多くの人に届けたい!と思ったことがきっかけです。

この記事の最後に、チャリティ上映会を開催するためのリンクも貼りましたので、是非ご覧になってください!

上映するのは、能登の産業である日本で唯一途切れずにつくられ続けてきた「揚げ浜式製塩」と、 今の“吟醸酒の礎”を築いた「能登杜氏」を取材したドキュメンタリー映画2作品。

さらに、監督によるトークイベントを開催します。

この2つの映画で描かれる能登の人々の営みには、風土に根差した伝統の文化や手仕事のものづくり、そこに宿る人の繋がりを大切にするフェアトレードに通じるものを感じます。今こそ、みなさんにこれらの映画をご紹介したいと考えました。

いただいたチケット代は上映に必要な経費を除き、全額、能登支援のために寄付します。

 寄付先:公益財団法人ほくりくみらい基金/石川県酒造組合連合会

1作品ごとと、2作品セットで500円割引で見られるようにイベントページをつくりました。以下、Peatixでご案内している内容をお知らせします。

10/11(金)~/17(木)『ひとにぎりの塩』

『ひとにぎりの塩』 ちらし表
『ひとにぎりの塩』ちらし裏

作品概要
石川県能登半島の最北端、奥能登・珠洲地域に400年以上前から日本で唯一、一度も途絶えず続けられてきた「揚げ浜式製塩」。その技術と想いを受け継ぐたった一人の職人・角花 菊太郎(かくはな きくたろう)氏の存在により、歴史に翻弄されながらも懐かしく、美味しい手づくりの塩づくりに想いを寄せた人びとが、再び塩づくりを始め、未来へ継承していく姿を見つめた長編ドキュメンタリー作品。2011年6月に世界農業遺産にも認定された能登半島の塩づくり。自然の恵みに寄り添いながら四季折々を、慎ましくも豊かに生きる能登の人びとの暮らしぶりは、季節関係なく快適さや合理性ばかり追求し、忙しなく生きる現代人に、「人間のあるべき姿」を問いかける。
 
撮 影:2010年5月~2011年6月/作品完成:2011年9月/ 分 数:90分
セブ国際ドキュメンタリー映画祭最優秀撮影賞受賞

『ひとにぎりの塩』

 ※『ひとにぎりの塩』のみ&監督トークイベントのチケット購入はこちら


10/18(金)~10/24(金)『一献の系譜』 

『一献の系譜』ちらし表
『一献の系譜』ちらし裏


▼作品概要
石川県能登半島で古来より日本酒を造り続けてきた技能集団「能登杜氏」にスポットを当てたドキュメンタリー映画。現在の吟醸酒の礎を築いた「能登杜氏四天王」と呼ばれる4人の有名杜氏をはじめ、彼ら全員を師とあおぐ現役トップの坂口幸夫杜氏と家修杜氏、その下に続く若手杜氏たちを撮影。家族と離れ、蔵全体の運命を左右するほどの重大な責任を背負わされながらも、理想の一献を目指して目に見えない菌と闘い続ける杜氏たちの姿を映し出していく。人間ドラマを映画構成の縦軸に据え、横軸に日本酒の原料であり、日本人の主食である米作りの田んぼの様子を観察。農家の人たちが「出稼ぎ先」として酒蔵に行くようになった「杜氏」の歴史的背景から、「日本人と農地」の関係、自然からいただく恵みとしての食への心の在り方が、美しい里山の風景の中で描かれる。監督はドキュメンタリー映画『ひとにぎりの塩』で同じく能登半島で塩づくりに励む人々をとらえた石井かほり。ナレーションは、篠原ともえが務めた。

2015年製作/本編尺:103分/文部科学省選定作品

一献の系譜

※『一献の系譜』のみ&監督トークイベントのチケット購入はこちら


10/21(月)20:00~21:00 石井かほり監督トークイベント

石井かほり監督

9月の集中豪雨を受けてボランティアに行かれたばかりの監督のお話は、能登の今の現状を知る大きなきっかけになると思います。

監督プロフィール
聖心女子大学文学部哲学科卒。2006年にドキュメンタリー映画『めぐる』で監督デビュー。2007年-2009年、羽田澄子監督に師事。日本の伝統文化・職人をテーマにドキュメタリー映画のプロデュースおよび監督を手がけ、 国内外にて多数上映。2011年以降、地域交流創出事業にも力を入れ、イベントや着地型ツアーを企画運営。石川県においては4年間で、交流創出人口20,000人強を記録。台湾のイベントにて石川県のPRブースを展開するほか、 海外で日本食を伝える事業のプロデュース(農林水産省主催)、講演や司会、ワークショップ講師、新聞、雑誌などの執筆活動と幅を広げている。

2024年1月1日の震災直後から能登を舞台とした2作品の上映権を放棄し、 チャリティ上映を呼び掛け国内外に反響をもたらしている。 また、9月の豪雨被害を受け、自ら泥かき作業のボランティアとして出向き、体験談を発信することで ボランティアの敷居を下げ、多くの人が関われるよう働きかけている。

http://www.gulicreates.com/profile.php

チャリティ上映会はどなたでも主催できます!

最初に書いた通り、今回の企画は私が友人からのお誘いで個人宅での上映会に参加したことがきっかけでした。

この2作品は、能登に暮らし、厳しい自然と向き合い、食を生み出す人々の営みを取材したものです。たとえお金を出したからとて、こうした生産に関わる人たちがいなければ、私たちは食糧を手にすることができない。
日本の食文化を支えてきた方々への深い感謝が生まれる映画でした。

映画を見終わった後、お顔を思い浮かべながら、「今まさに、この人たちが困っているんだ」ということがリアルに迫ってきました。

『ひとにぎりの塩』に登場した方の中には、元旦の震災で亡くなられた方もいらっしゃいます。海底が隆起したため地域全体で製塩のための海水をくみ上げるのが難しくなっています。

酒蔵も多くが被災し、今年流通しているのは奇跡的に残ったお酒を無事だった酒蔵が助け合って瓶詰めしたものだそうです。

能登のために何かしたい……でも何をしたら??ともどかしく思われている方々に、まず映画をご覧になって能登で奮闘する方々を知っていただき、さらにチャリティ上映会を企画して、支援のリレーのバトンを繋げるのはいかがでしょうか?

現地に行くボランティアもまだまだ不足していますが、できることは人それぞれ。ご自身のネットワークを活用して、寄付するのもひとつの支援の形だと思います。

詳しくはこちら>>


まずはオンライン上映会に、多くの方のご参加をお待ちしております!

拡散も大歓迎です。どうぞよろしくお願いいたします。


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