春は色々麗らかに
そろそろ桜も咲きそうですし、お散歩とかもいいかもしれませんね
図書館とかおうちの近くにあったら、行ってみるのもいいと思いますよ
改善してきたとともにいわれた主治医からの言葉だ。
私のうつ病の症状に食欲が全くわかないというものがある。
日頃の食事は時間で決めて口にするようにしている。
休職に入って早数か月、食欲は相変わらずだけれども、初期に比べて段違いなくらい生活がしやすくなっている。
いったい私の食欲はどこまで家出してしまったのか。
そんな相変わらず食欲家出中という話を主治医としたところ、
体を以前よりも動かす/座位の姿勢を長く保ってみる
という提案がされた。
確かに発症前に比べると、家から出る回数・時間も減ったなと思った。そりゃ食欲なんかわくわけがない。
本当に当たり前のことだよなと思った。
ということで、ここ最近、お昼過ぎから図書館まで5-10分程度のお散歩をし、
本を読んだり、このように文字打ち込んでみたり、
おじいちゃんおばあちゃんに紛れて新聞読んでみたり、
ちょこっとネットサーフィンをしてみている。
テラスもある図書館なので、少し日があるときは外で過ごしたりしている。
これがなんとも心地よい。
ずっと家の中にいたこともあるからか、
外が明るく、風が吹くのも心地よく思える日々を過ごしている。
外に出られるということが、【今日は調子がいいぞ】とバロメーターになっているところもあるので、
外に出られる回数・時間が増やすことができたのがうれしくも思う。
そんな中、ふと思い出したことがる。
前に、在宅勤務をしている人が言っていた
同じ場所にずっといるとちょっとやる気が落ちるというか。
気が滅入るというか。すこしでも、出勤という形でも外に出られるのがうらやましい。
と。
当時はコロナで緊急事態宣言が出た頃だったので、
未知のウイルスがどこにいて今後どうなるのかもよくわからない中、
出勤せざるを得なかった私は替わってやりたいわぁと心底思ったのでした。昨今でいうところの、猫ミームの『はぁ?』というのが一番近い感情かな。
そんなやり取りをふと思い出した。
そして更に思ったのです。
元気がいい人間でも、同じ室内にいて気が滅入るなら
病気といえど、動けない域から脱してなおかつ時間がある私はさらにそうなんじゃないかと。
うつ病だから、休職しているから、外に出ちゃいけないことなんてなく
むしろ、前は外にすっ飛んで出かけていたような私が、
家のなかにこもりっぱなしの方が異常なんじゃないかと思ったんです。
今回思ったことは、全員が全員納得するものではないと思います。
おうちが好きな人だって中にはいますし、
病気怪我でどうしてもどうしても外へ出られないことだってあります。
ただ、休職している人の中に、私みたいに
『前は家は寝る場所でしかなかったのに』というくらい外にすっ飛んで出かけていた人は、
体が動くようになってから病院やスーパー以外にも出かけてみたらどうでしょうか。
まずは5-10分くらいのお散歩で、無理しない範囲で。
春も気持ちも、麗らかな日々を過ごせるように。
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