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寝る前やカフェで読んで、ホッとしたり「ふふっ」と笑える短編集

2020年、文学フリマ前橋(復活してほしい)に行くつもりで作ったこの本。
どーなっつさんこと「いのうえ どーなっつ さとし」氏の初めて作った短編集です。

「ドーナッツが大好きだから、ドーナッツ尽くしの短編集にする!」

と、さわやかに言っていたあの頃。

書いている途中で今に至る変貌を遂げたんですよね・・・。
あの時は「コメディ純文学」を彼が名乗るようになるとは思っていませんでした。



◆作品概要

「Donuts,Donuts,Donuts.」 2020年発行 A6/200円/本編35p

【ざっくり紹介】
くすっと笑えて、読み味ほっこり。
ドーナッツと温かい飲み物といっしょにどうぞ。

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勉強する。そして、家を出る。この息苦しい泥沼から出る。
受験勉強に明け暮れる私。なんとしてでもこの町を、この家を出たい。
十代の青春、くそくらえ。沈んでいく田舎町から脱出する、女子高生の孤独な戦い。(フレンチクルーラー)

「んだ。好きなことをするのが一番だ」
就職活動を終え、地元唯一の喫茶店でひと時を過ごす青年ふたり。
「んだ」「んだんだ」の会話にほっこり。(シュガーレイズド)

多分バーボンだ。確証はないけど、バーボンだ。
新幹線の乗車時間が来るまで、カフェで待つ人たち。糖とカフェインで仕事を転がす私が見たのは、ヘンテコな、だけど華麗なビジネスパーソンたちだった。(チョコレートチュロス)

ドーナッツの香りの空気を、袋に封入して提供するという独創的なスタイル。
それまでのドーナッツの概念を覆す、個性的なドーナッツを生みだすコンテンポラリードーナッツ社。その歴代の製品に、ツッコミを入れながらめぐる。(コンテンポラリードーナッツ博物館)

売ってるところが案外少ないんだけど、ここのお店のやつが最高だよ。都内最強!」
今日は大学の友人たちと、卒業を祝うドーナッツパーティ。ホスト役の私が用意したのは、近所のパン屋さんで買ったあのドーナッツ。(ドーナッツパーティ)


◆これってどんな本?

全編通してドーナッツが出てくる本です。
このあとに出したこれとか

これ

とは違って、ちゃんとドーナッツが出てくる。
このあとの本は、なんならタイトルで「ドーナッツの無い短編集」って言ってるもんね。

この短編集も、かなり改稿して作られた一冊です。
たとえばシュガーレイズドは都会のオシャンなカフェが舞台だった記憶。
初稿読んで「かっこつけすぎでしょ~」とつついたら、あんな愉快でほっこりした話になりました。

「もうかっこつけるのやめる!」

と。
ここからどーなっつさんが開眼し始めたわけです。

じつはどーなっつさん。
開眼前はシリアスな小説を書く人だったんですよね。。。

人間、なにがきっかけで変わるかわからないもんです。

◆おわりに

しばらくはイベントに出る予定もないので、通販のみのお取り扱いです。

■自家通販BOOTH
通販価格:250円にてお届けしております。


匿名配送、本より送料(370円)のほうが高いんですよね。。。
だったら最新作も揃えちゃえ!という方にはこちらもおすすめ。

通販価格350円。
お茶する時や寝る前に読むと、いい感じに力が抜けそうです。

2冊で600円。(送料のぞく)
カバンや枕元、ポケットなど好きなところに忍ばせて読むのもいいですね。ぜんぶ短編集なので、つまんで読めるのが良い感じ!

どうぞよしなに~。


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ナカノヒトリ
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