水星の魔女フェスレポート アスティカシア全校集会に行ってきた
アニメイベントは全部この形式でいきませんか?
最初から結論なんですが個人的な感想としては掲題の通り。今まで様々なアニメ系イベントに参加してきたけど見てきた中では最高に近いイベントだった。手放しで褒めたいところが多すぎるので記憶している場面だけでもnoteにメモっておく。
何が良かったか
1.イベント前の注意喚起メッセージ
今回のイベントには参加しないエラン4号、5号、オリジナルエラン役を担当された花江夏樹さんの会場内注意喚起メッセージが「エラン(4号)」との口からという体で流れる。ただの注意喚起ではなく、劇中では知り得なかった事柄に対してもエランとしての感想を混ぜていたりとこの時点でファンサが大量供給。実際各所でどよめきが起こってた。
2.導入からアスティカシア高等専門学園にいる
よくあるアニメイベントの定番、司会が登場、声優や制作陣を呼び込んで拍手でお迎え~ではない。スレッタ(役の一ノ瀬さん)がミオリネをどうやってお祭り騒ぎに呼び出そうかと一人自問自答している小芝居から始まる。
そのため観客である我々も「なるほどこの会場がアスティカシアであり、そこで開催される様々なシーンを垣間見る(神の視点からだが)一人の在学生というポジションなんだな」と認識させられた。来場者をただの観客としてではなく同じ窓の中に入らせる作り。ゲーム系イベントでは度々見られるやりかただし多分他にもこういう形式のイベントはあるのだろうけど自分が今まで体験したアニメイベントでは初だった。興奮
3.グエキャンアフター、見たい物を見せてくれるイベント運営
グエルとラウダが火を囲んでキャンプしてる。声優二人の芝居と新規の一枚絵がいやがおうにも笑いを引き起こすしやりとりされる会話があまりにも良い。導入から感じていたが制作スタッフ、世の需要や人気を把握して「こういうのが見たかったんでしょ」を提供することに長けている気がする。ラウダ役の大塚さんはイベント中ずっとラウダとして振る舞っていたので憑依っぷりも良かった。
4.2期24話の名シーンを「生で」振り返った
グエキャンアフターまでは(なるほどこういう感じでifなアスティカシアの一日を見ていく感じなのか)と思っていたがここから予想を覆される。全校集会の本編は劇伴の作曲家である大間々昂さんが指揮し、室屋光一郎カルテットの弦と洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団の管、Clara Soraceさんのコーラスによる素晴らしい音楽を背景に出演声優の生アフレコを本編の映像と共に演じ、シーンを再現するという素晴らしいものだったのだ。
本編映像は生の劇伴を聞かせるために音声側の編集をされてはいたが映像はそのままだったのでライブの迫力がいやがおうにも脳を直撃し涙腺が緩む。覚えている限りの再現されたシーンは以下。大量の抜けおよび存在しない記憶が混ざっている事にはご容赦いただきたい。
※部分はかなり曖昧な記憶
・スレッタとミオリネの初邂逅(責任とりなさいよ)
・グエルとの初決闘&その後(お堅いのね)
・4号からスレッタへの食事差し入れ※
・グエルVSスレッタ2回目(結婚してくれ)
・嫌がらせされるスレッタ、激高するチュチュ(誰の思いも背負ってない奴が~
・4号とのデート、決闘、ハッピバースデー(エランパートは本編音声)※
・シャディクとの6VS6(ミオリネの隣に立つのは俺だ!→地球寮なめんなっつったろ)
・スレミオ鬼ごっこからの仲直りシーン(私から逃げないでよ!)
・地球の魔女大暴れ※
・グエルと父(スレッタマーキュリーに進めていない!)
・娘の前で人を殺し、先へと進ませるプロスペラ(今みんなを救えるのはあなたたちだけよ)
・トマト前後(やめなーさい!→なんで笑ってるの...)
・ソフィとノレア転入※
・グエル帰還、決闘、敗北(さようなら、水星のおのぼりさん)
・エリクトとの会話、エアリアルからはじき出されるスレッタ、学園へ戻るように告げるプロスペラ(そうね、スレッタは自由に生きていいのよね)
・シャディクとグエルの戦い(奪うだけじゃ、手に入らない!)
・ノレアと5号(後で教えて、あなたの本当のなまえ..)
・キャリバーンVSエアリアル
・グエルVSラウダ(ガンダムになんて、もう乗るな……)
・ゲーミングキャリバーン
・スレッタ、エリクト、プロスペラの会話(私は肯定します)
・宇宙で頭突き(早く返事しなさいよぉ)
以上記憶にぎりぎり残っているシーン抜粋、多分覚えているシーンの2倍はあったように思う。どれも生オケをBGMに各声優さんの感情が乗っていて素晴らしい盛り上がりだった。プロスペラ役の能登麻美子さん登場は完全にサプライズでありアフレコ中にもかかわらず思わず会場の皆から歓声があがってしまったくらい。エリクトとの再会、そしてプロスペラがエルノラへ戻って謝罪するあのシーンは本当に美しかった。
5.劇伴、主題歌、挿入歌の演奏タイミング、構成
Clara Soraceさんの歌声をフルで堪能できるAERIAL REBUILD、Liberation from the Curse(こちらは曲名に自信なし)他多数の曲が劇中再現の生アフレコシーンから繋がるように演奏される構成に感涙。主題歌、挿入歌もそれぞれ2期の再現前、宇宙空間で号泣するシーンの後といったように単独ではなく、ここぞという場面で披露する形となっていた。The Witch From Mercuryは絶対最後のキャリバーン覚醒シーンで来るだろうなって思っていたらやはりそうだったので心の中でガッツポーズを取ってしまった。あまりにも判りすぎている。
6.最後の盛り上げ
在校生全員に株式会社ガンダムの社歌を歌わせるという豪腕。結果的に全員が立ち上がって、歌って、拍手で盛り上げるという演出に繋がったので見事な締めになったように思う。
最後に
展示関連の導線の作り方や開場時間(開場がもっと早ければ原画展示をもうちょっとゆっくり見られたし山羊系物販並べたかなあ)とか細かい不満はあるもののイベント自体が120点だったので全てを打ち消した。運営スタッフおよび出演者の皆様ありがとうございました。
FGOのドラマローグもそうだったけれど名シーンを素晴らしい曲と共に振り返るのは最高のライブ体験なのでこのような形式が増えると嬉しいなあ、と切に思うのでありました。
今回イベントの事を失念していてチケットを取り忘れていたのだけれど運良く知人が誘ってくれて参加できた(前から6列目という良席)のにも超感謝。ありがとうございました
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