7.『新世界』(西野亮廣著)読者レビュー


皆さんこんにちはこんばんは!

大学院生Hiroです。

今日もおススメの本紹介をしていきます!


今日は西野亮廣さんの『新世界』をレビューしたいと思います!


西野さんのオンラインサロンに先月から入会しましたが、改めて西野さんが天才肌であることを学びました。

そんな西野さんの根底にある考えを、この本を通じて知ることができます。

それでは今日もいってみよう!


『新世界』とは

『新世界』は、2018年に角川文庫から出版されたビジネス書です。

西野さんのブログによると、2018年11月時点で約11万部出版されたそうです!(参考:https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12418945752.html)

西野さんの出版された本はどれも、ベストセラーと呼ばれる10万部以上の売上を記録しており、そのすごさがわかると思います。

芸人以外にも多彩な才能があって羨ましい・・・


本の提供方法を工夫して、多くの顧客に作品を届ける


西野さんは、世間一般とは異なる手法を用いたビジネスを開拓されるイメージがある方も多くいらっしゃるかと思いますが、本の売り方に関しても斬新なアイデアを採用しているんです!

西野さん自らYouTubeその他で語られているので、興味がある方はそちらをチェックしてもらえるとより理解が深まると思いますが、ココでは簡単に説明しますね。


まず、本を制作している段階で、予約を受け付けます。

その本にはサイン等の特典を付与し、販売前予約を一定数確保することで、初版の売り上げを確保し、初版数を増加、そしてベストセラーとなり、追加で出版される・・・というような相乗効果を生み出す出版の取り方を採用しています!

勿論売れることに喜ぶのは当たり前なのですが、ベストセラーになるまでには、サイン書きなど、西野さんの絶え間ない努力が背景にあるんですね。

このアイデアのそうですが、西野さんの根幹にある思考として、「課題解決に向けた効率的かつ効果的視点」を携えていることがわかります。

『新世界』と聞くと、アーティスティックなイメージが湧きがちかもしれませんが、この本には西野さんが2018年当時にしてきたこと、あるいはこれから成し遂げていくことを総括していて、現代の新しいビジネスの形を学ぶことができます。今までの考え方では生きていけない、では現代社会を生きるためにどのような思考が必要なのかということについて、西野さんの事業の経験を基に綴られています。


時代は貯信時代へ

僕たちは、お金を稼ぐとある程度は貯金に回しがちですが、西野さんは貯蓄時代は終わったと宣言しています。

その代わり、現代は信用経済が台頭しています。

たしかにそうですよね。

例えば、クラウドファンディングも信用があるからこそお金が集まったり、チャリティーグッズもそうです・・・

 SNS の台頭によって個々人が発信できる社会になった今、お金の稼ぎ方も変化してきています。

お金を稼ぐことを第一義的目的にビジネスを展開すると、なかなか日本人の心には当てはまりません。

芸能人の広告とかがそうです。

なので、どのようにして信用を稼ぐのか、また信用からどのようにお金に換金していくのか、といったことを、事例に基づいて展開されています。

また、現代では、「どの店に行くか」というよりも、「どの人に会いに行くか」「どの人のサービスを受けに行くか」という視点が消費者の中に潜在的に眠っていることを西野さんは示唆しています。

近所のラーメン屋さんやスーパーのお惣菜、クリーニング・・・

どれもクオリティがずば抜けて高い商品・サービスは、現代ではあまりないのかもしれません。いわゆる、クオリティが全て上昇しているような状態なのかもしれません。つまり、顧客の心に訴えかけるよう人柄や生き方が求められるのです。


長期的投資による信頼を得る

ここからは私の感想ですが、現代社会は短期的利益よりも長期的投資による利益回収があっているのだと思います。

1つのもので利益を回収するのではなく、複合的にプロジェクトの収支を合わせて利益を出すこと。

要するに、プロジェクト間の連携が必要となるのでしょう。

そのためには、常にインプットとアウトプットも必要ですし、個性をどう深めていくか、行動をいかに深めていくか、ということが求められるのではないでしょうか。


将来の社会を担う人材になる学生さんや、現代社会で活躍しているビジネスパーソンの方々など、多様な方々にとって学びの深い作品となっていると感じます!


今日も読んでくださりありがとうございます!

次回もよろしくお願いします!(♡やコメントもぜひお願いします!)


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