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占うーということ。その現象学的方法論の意義について

占うーということ。その現象学的方法論の意義について

現象学は哲学の分野であり、占いと一線を画するものがあると受け止めれるのが一般でしょう。創始者としてフッサールの現象学は、「すべての学問を基礎づける厳密な学」というテーゼのもと、『意識の現象学』と表現される哲学分野を確立しました。それならば、もし、占いに学問的な根拠づけをしようと意図するなら、現象学的な方法論というものを適用することが必要になると考えます。

また、占いのもつ未来性、ここでは、人の人生を問題にし未来を考えるという意味ですが、こうしたひとの将来のことを考えるに、そもそも「存在」とは何か?というその意味を深める必要があり、そこからハイデガーの「現存在の実存論的分析論」が効果的であり自ずと「解釈学的現象学の方法」とコネクトして来ざるを得ないと考えます。

究極を追求するとは、根本原理を見定めようとすることである、と言っていいでしょう。

実に東洋占いである干支術、断易と推命学は、その作用の仕方を原理的に駆使して人のなりと人生、さらに物や事象そのものについて解明できる方法論があります。

この機会に、存在の彼方にある究極をつかんで、そこからの呼び声に耳を傾けるという、自己了解に向かってみてはいかがでしょうか?

自己了解は世界内存在としての世界観と人生観を構築することです。

安易な情状性に基づく、聴き心地のいい言葉に酔いしれて人生を無駄にするのではなく、真相に目を見開いて、厳密かつ確かな未来を築いていく、そんな生徒さまをお待ちしております。


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