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ドリップの抽出比率(ブリューレシオ : brew ratio)

こんばんは。
本日は、ドリップにおける抽出比率についてお話したいと思います。

コーヒーの99%は水分です。
ドリップにおける抽出比率とは、水とコーヒー豆の比率のことです。

例えば、コーヒー豆:水が、1:3の関係なら、コーヒー豆5g : 水15g ですね。
おいしいコーヒーを淹れるためには、この比率が重要になってきます。

今回は、この抽出比率(以下 ratio)についてお話します。


ハンドドリップのratio

皆さんは、ドリップするときに抽出比率を考えて淹れていますか?
コーヒー屋さんのレシピを見ながら、動画を見ながら、レシピに則って淹れていると思います。
このようにレシピに忠実に淹れている皆さんは、大正解です!絶対においしいコーヒーが淹れれると思います!
なぜなら、コーヒーをおいしく淹れるための大きな要素の1つとして、ratioがあるからです!

コーヒーの味わいに与える影響として挙げられるのは、

挽き具合、焙煎具合、湯温、抽出器具、抽出時間、etc...

様々にありますよね。
今あげたものはコーヒーの味わいにおいて、大きな影響を与える要素ばかりです。そして、ratioもその1つです。

ratioによるコーヒーの味わいへの影響

コーヒー10gに対して、
①100ml( 1:10 )
②200ml( 1:20 )
でハンドドリップで抽出するとします。

この2つのコーヒーの味わいはどう違うか想像つきますか?

なんとなく想像がつくと思います。
①はボディの強い、濃い味わいのコーヒー
②は軽やかで、クリーンな印象のコーヒー

になります。

何が言いたいのかというと、
ratioだけでも、味わいは大きく変化できるのです。

みなさんに簡単に味わいを調節するヒントをメモしておきます。

自分が淹れたコーヒーを味わって、
「ちょっとえぐいな」と感じたときは、
ratioを大きくしてください。コーヒー豆の量を少なくするか、お湯の量を増やしてください。
「ちょっと薄いかな」と感じたときは、
ratioを小さくしてください。コーヒー豆の量を増やすか、お湯の量を減らしてください。

この時、気を付けていただきたいのは、そのほかの条件を変えないことです。
挽き具合やコーヒー豆の種類などは変えないでください。
何が味わいの変化を生んだのかが分からなくなってしまいます。

この方法で自分好みのratioを見つけてみてください。

ちなみに、私のratioは
深煎りならば、1:15
浅煎りならば、1:17

深煎りはしっかりと深みのある味わいにしたい。
浅煎りはクリーンで酸味がはっきり出る味わいにしたい。
そんな思いで、このratioにしています。

いろいろなコーヒーショップのratio

いろいろなコーヒーショップのratioについてまとめたので、以下に記しておきます。参考にしてください。順不同です。

バリスタ

粕谷哲さん 1:15 コーヒー豆20g:お湯300ml
井崎英典さん コーヒー豆6~8g:お湯100ml
石谷貴之さん 1:15 コーヒー豆15g:お湯225ml

コーヒーショップ

Lilo Coffee Roasters 1:14.7 コーヒー豆15g:お湯220ml
ONIBUS COFFEE 1:17.3 コーヒー豆13g:お湯225ml
Kurasu Kyoto 1:16.7 コーヒー豆12g:お湯200ml
LIGHT UP COFFEE 1:16.4 コーヒー豆13g:お湯230ml
FUGLEN COFEE ROASTERS 1:15.6 コーヒー豆16g:お湯250ml
BLUE BOTTLE COFFEE 1:11.7 コーヒー豆30g:お湯350ml
TRUNK COFFEE 1:16 コーヒー豆15g:お湯240ml
Brown Sound Coffee 1:17.9 コーヒー豆14g:お湯250ml
LEAVES COFFEE ROASTERS 1:16 コーヒー豆15g:お湯240ml
And Coffee Roasters 1:16 コーヒー豆15g:お湯240ml
SWITCH COFFEE TOKYO 1:16.7 コーヒー豆15g:お湯250ml




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