労働時間が長くなるほど食生活が荒れるという話
日本人は世界で最も勤勉であり(大嘘)、それゆえ労働時間が非常に長い傾向があります。日本人ビジネスパーソンは労働時間が長い=充実している、金がたくさん稼げる(残業代で)ということから長時間働くことを全肯定していますが、この考えは危険であると私は思います。
一般的に労働時間が長くなるほど食生活が荒れるようになります。その理由は自炊をする気力と時間がなくなり、コンビニ弁当などで簡単に済ませようとする習慣ができるから。
長時間働いた後、クタクタになった状態で家に戻ってもご飯を作る気が起きません。せめて米だけでも土日に5合ぐらい炊いておいて作り置きしておけばいいのですが、脳が労働に毒されてしまいそういう発想を持というとしません。そうなるとコンビニ弁当という手ごろでおいしい(味が濃い)ものを積極的に摂取するようになります。
上記のような状態になると労働で疲労困憊→コンビニ弁当やカップラーメンを食べる→体を壊す、肌が荒れるというサイクルを作ってしまい人生が詰みます。
食生活に限らずですが、本来健康的に過ごすためには労働時間を減らさなければいけないのですが、世界で最も勤勉な(大嘘)日本人は一向に働く時間を減らそうとしません。昔と比べるとマシになったかもしれないですが、労働時間を減らすことは悪であるという考えはいまだに根強いように感じます。
労働時間によって食生活が荒れてしまう点を考えると、実家暮らしの無職は健康水準が高いのではないかと思います。彼らは無限に時間があることに加え、栄養価の高い料理を親に作ってもらって食べているので、長期的には社畜ビジネスパーソンよりも「健康資産」が高くなっていくでしょう。
社畜ビジネスパーソンが激務と荒れまくった食生活で健康を害し、病院に行き、治療費がめちゃくちゃかかっている一方で実家暮らしの無職は健康を維持し悠々と外を散歩する、そしてますます健康になっていくという理想的な生活を送ることができる。
健康という点で見ると実家無職はかなり無双状態なのではないかと思います。
たとえ労働が尊いものであったとしても食生活を乱すのは良くありません。理想的には労働時間を減らし自炊する時間を確保することが重要なのですが実際は難しいでしょう。せめて週末に米を炊いておいて、できる限り米+栄養価の高い総菜を食べるような生活を送れるようにすることが現代の日本人に必要不可欠だと思います。