仮面浪人や大学中退経験がある人は会社を辞めやすい
「会社を辞めやすい人」というと、「こいつは根性がないんだろう」とか「人間関係に難あり」という印象を抱くでしょう。確かにそれらも会社を辞める要素ではあるのですが、私の経験上、大学で仮面浪人をしたことがある人や大学を中退した経験がある人は会社を辞めやすい傾向にあると思います。
良くも悪くも一度「辞める」経験をすると、「辞める」ハードルが低くなります。その結果、定期的に何度も転職をし環境を変えたり、無職になったり、独立などをするようになります。私自身が仮面浪人をして大学を変えた経験があるのでわかりますが、一度組織を辞めると「終身雇用なんてクソくらえ」という思想を持つようになります。
逆に一度も何かを辞めず、「社会のレール」の上を歩んできた人は一つの会社にとどまる傾向があります。あくまでも「傾向」なのでいくらでも例外はありますが、20代前後ぐらいに大きなリスクを背負って(辞める等)環境を変えたことがない人は変化を恐れて現状にとどまることが多いです。
環境を変えること、現状にとどまること、どちらが良いか悪いかは人によって考えが異なるでしょうが、仮面浪人や中退経験は生き方に大きく影響してくるのは間違いありません。
少なくとも仮面浪人や中退を経験すると、「普通の日本人」的な生き方はかなり難しくなります。つまり1つの企業で働き続け出世をし、キャリアを築き、高い年収を得て、結婚をして子供を持って戸建てを建てて…というようなストーリーは描けなくなります。まあそもそも「普通の日本人」的な発想を全く持たないので仮面浪人をしたり中退をするのですが…。
仮面浪人や中退者は会社を辞めやすいというのは本当に傾向なのでいくらでも例外はありますが、辞める経験をすることで環境を変えることに抵抗がなくなるのは事実と言えるでしょう。だからといって「転職をしたければ中退の経験をしておけ!」などというアホなことを主張するつもりは一ミリもないですが、組織を辞めるという経験は人生に大きな影響を与えます。