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首都圏育ちの人はフラットでコミュ力が高い人が多い

 一般的に首都圏、特に東京育ちの人は「冷たい」と思われる傾向があります。
 おそらく、皆忙しくて人にかまう余裕がないという印象からドライな印象を持たれるのでしょう。
 生まれてからずっと首都圏に住んでいる人は都会的な感性を持っているので、地方の人からは一層ドライな印象を抱かれているのではないでしょうか。

 私は大学進学と同時に東京に暮らし、首都圏育ちの人と多く関わってきましたが、彼ら彼女らの性格が冷たいとかドライという印象はありませんでした。
 むしろ、気さくでフラットでコミュ力が高い人が多かった。
 また、無駄にベタベタくっついてくるということもなく、適度な距離感で付き合うこともできました。
 もちろん地方から来た人も同じようにコミュ力が高くフラットな人間関係を好む人が多かったですが。
 
 ただ、首都圏育ちの人たちは新しいものや異質なものでも積極的に受け入れる気概があったので、その点においても懐の深さがあったように思います。

 それゆえ、「首都圏育ちだから『冷たい』」というのは全くの誤解だとわかりました。
 結局のところ「冷たい」かどうかは人次第であり、「首都圏だから」という理由で悪い性格になることはないのです。

 ただ、首都圏に住んでいる人の中にも「冷たい」と感じる人はいました。
 それは育ち云々という問題ではなく、労働で消耗している人。
 
 首都圏(勤務先はだいたいが東京)で労働で消耗すると他人のことを考える余裕がなくなります。
 朝は満員電車に乗り、片道1時間近くかけて会社に着き、残業をしてくたくたになって帰るというような生活をしていると既に述べたように他人を気にする余裕がなくなりますし、さらに他人に対して攻撃的になります。
 
 人身事故で電車が遅延するものなら、「チッ、また誰か飛び降りたのかよ、こちとら急いでんのに邪魔すんじゃねえよ」みたいなことを平気で言い出す人もいます。
 結果、他人に対して冷たくなる。

 以上のことから労働で他人に冷たくなる、厳しくなる人はいますが、「首都圏で育っているから」という理由で悪い性格になることはないと言えます。

 地方から上京しようと考えている人の中には人の冷たさとかドライさに不安を感じている方もいるでしょう。
 けれども全くそんなことはなく、地方出身者も首都圏育ちの人も皆仲良くやっています。
 労働にさえ飲み込まれなければ、良い人間関係を築くことができるでしょう。


 

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