文章を正しく読めないビジネスパーソンは何をすべきか?
ここ数年、文章を正しく読めないビジネスパーソンが増えてきているようです(今に始まったことではないが)。文章を正しく読めないことで、会議で使う資料を誤読し、業務の生産性が高まっているそう。
企業ではその対策としてビジネスパーソン向けの本(資料の作成方法やビジネス文書の書き方など)を読むように(文章を正しく読めない)社員に推奨しているらしいです。
私はあまり偉そうに言える立場ではないですが、もし文章を正しく読めないならば、中学レベルの国語を復習したほうがいいのではないかと思います。なぜなら文章の読み方がわかっていないのにビジネス書を読んだところで全く理解できない可能性があるからです。
企業は「最近のビジネス書(文書の作成方法や書き方)はかなりわかりやすい内容になっているので、文章を読んだり書いたりするのが苦手な社員でもちゃんと理解できるだろう…」と考えているかもしれません。しかし文章を読めないビジネスパーソンは本当に絶望的に読解力が低いので、最近のビジネス書であっても理解できない、あるいは誤読する可能性があります。
文書作成方法に関するビジネス書を誤読した結果、今以上にメールや資料の文章がおかしくなるかもしれません。さらに読解力が低いビジネスパーソン自身は「本を1冊読むことができた」というクソすぎる充足感を得ることでさらに本を読み、さらにおかしな解釈をし、さらにカオスな文章を作成するリスクがあります。
上記のようなリスクがあるからこそ、中学レベルの国語から勉強をさせる。もちろん、仕事が忙しくなかなか取り掛かれないかもしれませんがそれでも文章の読み方を身につけさせることで、「カオスな資料作成」、「カオスな資料解釈」がいくぶんか減り、リスクを最小限にすることができます。
「中学レベルの国語でさえもまともにできないビジネスパーソンはどうするんだ!」と言う人もいるかもしれません。それは………小学校レベルの国語を勉強させるしかありません。中学受験の国語は激ムズにしても、さすがにスタンダードなレベルは理解できるでしょう。
いずれにしても「文章の正しい読み方」を身につけることは重要であり、その能力を上げることでビジネス書なども正しく読めるようになります。その結果、本に書かれていることを正しく実践することができる。
ここ数年、スマホやパソコンの影響もあり、文章を読む機会はかなり増えています。そういう状況で長文が読めない、書けないというのは致命的な問題になってしまいます。「たかが中学(小学)レベルの国語」と考えている人もいるでしょうが、義務教育のおける国語の勉強は馬鹿にできません。
文章を正しく読めるようになるためにも、国語の勉強は必須です。
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