パトゥムタニ日記 vol.17〜50年後くらいに謎の蒙古斑が現れるかも〜
菖蒲湯の子をうらがへす蒙古班
87歳の母からLINEが来ました。
次の句会で出す句だそうです。
何だかアクロバチックな句だと笑いつつ。
はじめて長男を日本に連れて行った時、
この子、蒙古班があるのねえと感心していた母を思い出しました。
色白の長男も、父親似で色黒の次男も
確かに蒙古斑があったよなあ。
しかし。次男の子、うちの孫。ありませんでした。
モンゴロイドだけかと思ったら、ネイティブアメリカンや
ネグロイドでも現れるそうです。
不思議よね。
世界中にたくさんの、たくさんの人がいて
この広い世界の、どの地域とどの地域を親に持つ子供が
蒙古斑を持って産まれてくるのだろう?
自分自身、わりと大きくなるまで残っていて、
家族に赤ちゃん扱いされていた覚えがあるので
結構気になります。蒙古斑。
私と同じ頃に子供を産んだ友人、同僚達はどうだったろう?
皆んな子供に蒙古斑有るって言っていたかなあ。
パパが中国+タイmixでママが日本人。
パパが日本人でママがミャンマー人。
パパが日本人でママが中国+タイmix
パパがカンボジア+タイmixでママが韓国+日本mix
パパがバングラデシュ人でママが日本人。
パパがインド+タイmixでママがタイ人。
更にタイ人と言っても中華ルーツの人と南部ルーツの人と
東北ルーツの人では文化も身体的特徴も異なるし
考えたら何だか凄く複雑。
そしてその子供達が更にいろんなルーツの人と結ばれて
子供ができて。。。
蒙古斑は何世代かの後に、隔世遺伝で現れたりするんでしょうか。
ウチの孫の孫くらいにいきなり蒙古斑を持つ子が現れて
「えー、これ何だろう?」
「そういえばウチのじいちゃんのばあちゃん辺りが、
なんか日本人だったらしいよ」
「へぇ」
なんて話になるかも。
ちょっとわくわくします。
何者にもならず、ただ消えていく人間でも時として、
こんな風に自分の痕跡を残すことがあったら。
楽しいわ。
母の句をもう一つ。
薫風やころんと寝返る蒙古斑
本日もお読みいただきありがとうございました。