台湾EC業界ニュース 03 ¦ PChomeとMomo、台湾最大級のモール型ECサイト、8月の売上の高成長を発表 ¦ 2,500文字
みなさん、おはようございます。台湾のEC情報を発信するペニーです🌼
久しぶりです!前回は台湾のニュース翻訳し、小売業とECとの関連を取り上げてみました。今回は、実際、台湾最大級のモール型ECサイトについて簡単に紹介し、8月の売上高についてのニュースを翻訳してみます。台湾のEC市場の状況について、ご興味がある方にとっては参考になると思っております。
それから、しつこくて申し訳ないですが、恒例の記事「台湾への越境ECを始める4つの課題と解決策!日本企業が運営代行で台湾進出すべき理由 」について宣伝させていただきます。物流、決済やマーケティングなどECの課題を取り扱い、台湾へ越境ECを検討している方にとってお役に立てる情報をまとめてみました。読んでいただければ嬉しいです。
それでは、本題に入りましょう!
1-1. PChome 8月EC市場についての翻訳および分析
台湾で主なモール型ECサイトはPChome、Momo、楽天やヤフーなどがあります。その中で、PChomeは2000年に「PChomeオンラインショッピング」という電子商取引のサービスを提供し始めました。それ以来、PChomeは台湾でモール型ECサイトの先駆けと言われており、台湾最大級のモール型ECサイトとして、発展してきました。
実は、台湾のみならず、PChomeはタイをはじめとする海外へ、サービスを立ち上げました。タイへ向けるサービスPChome Thaiはまず「PPay」決済のサービスを始めました。インスタやフェイスブックのアカウントを持ち、ポストを投稿できるなら、消費者はPPayによって発行されたコードを通して、支払うことができます。
モール型ECサイトの利用率が低くて、SNSを通して多くの消費行動を行うタイにおいては発展の見通しが明るいサービスでしょう。
PChome Thaiに関する情報は改めて次回で紹介しますので、一旦ここまでにします。
ここまで読んでいただいて、PChomeに対して、基礎的な認識をお持ちになりましたよね。それでは、コロナの影響で、PChomeは2021年8月にの売上高がどれくらいになるのでしょうか、について一緒に確認しましょう。
2021年9月11日に発表されたニュースによると、PChomeの8月の売上高は38.77億元(158.34億円に相当)に達しました。それと同時に、それまでの年売上高は310.74億元(1269.12億円に相当)となり、前年比の109.86%となりました。
その中で、「Bibian」という越境ECのサービスを提供するサービスの当月売上高は前年比の250%となりました。
この成績はコロナによる影響もありますが、8月には元々台湾の伝統行事があるため、お土産を送る需要の増加も売上高を拡大させました。
台湾の8月には、父の日(8月8日)、七夕祭り(旧暦の7月7日)と中秋節(旧暦の8月15日)があります。
コロナ禍の関係で、家族に会わずに直接にオンラインショッピングを通してお土産を送る人が以前より多くなりましたので、中秋節のギフトセットの販売数も前年の7倍となりました。
ここで要注意なのは、元々父の日と中秋節は、家族が集まって一緒にお食事をする日だから、この成長はあくまでも一時的なものかもしれません。いわば、コロナが終息した翌年になると、成長はともかく、オンラインショッピングでお土産を送る需要が逆に下がる可能性があります。
結論に入ります。コロナは確実に台湾人の消費行動を変えましたが、これからの様子はまだ観察が必要だと考えられます。
1-2. Momo 8月EC市場についての翻訳および分析
その一方、PChomeと共に台湾最大級のモール型ECサイトと言われているMomoはどうでしょうか?直接に結論を言いますね。
Momoの8月の売上高は72.2億元(294.88億円に相当)に達しており、前年比の131.7%となりました。それから、それまでの年売上高は550.1億元(2246.71億円に相当)となり、前年比の132.4%となりました。
また、統計データによると、生活用品、コスメティクス、アウトドアスポーツ用品、電子製品とファッションの売上高は着実に成長しています。
スマホアプリで買い物する割合は14%増となり、電子商取引の全体の76.2%を占めました。
MomoはPChomeと同様に、父の日、七夕祭りおよび中秋節によって影響され、消費者の需要増加で、業績が大きな成長を遂げました。
それだけでなく、Momoは9月9日に99買い物祭りというキャンペーンを開催しました。そのキャンペーンのほかに、中秋節に40社以上の企業を集めて、500種類以上の商品を提供していました。
MomoとPChomeの8月の売上高を並べてみると、Momoのほうが高いのが分かります。
これは別に、PchomeがMomoより劣れているわけではありません。強いて言えば、これは戦略の差による結果ですね。
日本の例で例えると、PchomeとMomoは、アマゾンと楽天市場に似ています。
それでは、何故私がアマゾンと楽天市場の差で例えるか、という質問に対しては、次回、この二つのサイトの比較を記事化しますので、引き続き読んでいただけますと嬉しいです。もし、この二つのサイト、またはこの記事に対して、何かご質問がありましたら、是非コメントでお教えください。
まとめ
みなさん、いかがでしょうか?PChomeとMomoが台湾の最大級のモール型ECサイトであることについて、お聞きになったことがありますが、実際、「最大級」とはどれぐらい大きいのか、は曖昧ですよね。
そこで、この問題点に着目し、この記事を通して、台湾のEC市場に対して簡単に紹介しました。最後に、台湾のモール型ECサイトについて補足しておきます。
台湾のモール型ECサイトに出店、もしくは出品するには、台湾への越境ECを始めるよい試みです。PChomeとMomoは台湾向けのサイトで、言語が台湾華語にしか対応していませんが、越境ECの運営代行に任せれば、難なく商品を台湾の人々に売ることができます。
もし、台湾のモール型ECサイトで出品するご予定、ご興味がありましたら、私が働ている会社、サイバービズがこのサービスを提供しておりましので、是非お気軽にご連絡ください。全力でご連絡をお待ちしております。
ここまで読んでいただいて、本当にありがとうございました。それでは、また次回でお会いましょう!
プロフィール
名前:ペニー(Penny)
職業:マーケティングコンサルタント/ライター
会社:サイバービズ(Cyberbiz)
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