ペン字を練習する時に大切なこと。 その1
姿勢 よく言われる「姿勢を正して書く」 ふーんと思うぐらいのことでスルーしてしまいそうですが、これがとても大事。 姿勢を正すと全体が見えます。 (文章なら全体のバランス、一文字ならその一文字の線の構成のバランス、など) 集中すると、つい顔が近づいてしまいますが気をつける点です。 足も組んだりせず、両足を床につけて書きます。ちなみにわたしは足はそろえず、肩幅弱ほど開いて床につけて書くのが安定します。
書く位置(ペンを持つ手の位置) 書く定位置は、肩の延長線上のあたりにペンを持つ手がくるようにします。(絵で書くと肩とペンを持つ手が直線でつながる) それより手が内に入った位置で書くと、右上がりになりやすいです。
例えば、体の中心あたりにペンを持つ手がくるとします。 横線を引こうとすると、右上がりぎみが書きやすい。逆に真横は引きにくい。
肩の延長線上あたりにペンを持つ手がくるとします。 横線を引こうとすると、真横は書きやすい。右上がりぎみに書こうとするのは「あえて書こうとしている」感じ。
なので、ペンを持つ手の位置は肩の延長線上。(へん や、文字の骨組みの中で右上がりで書くところもありますが、全体が右上がりにならないようにします)
紙の位置 ペンを持つ手は肩の延長線上が定位置なので、紙をずらしながら書き進めていきます。
紙を体の真正面に置いて紙の位置を固定すると、手の位置がどんとん内側に入っていき(縦書きの場合)姿勢が崩れますし、右上がりになりがちです。紙の位置は固定せず、動きます。