集字帳作り
集字帳を作っています。
所属している会のペン字課題のひとつに、かながあります。
お手本も届きますが、まずは自力で仕上げて先生に添削していただき、その後はその添削していただいたもののやり直しとお手本をじっくり見て書くというやり方をしています。
かなの創作は大変難しく、毎回うなりながらやっています。。
自力でやると、自分が書きたい方向や書き方のくせがでてしまう。
自力でやることは、学ぶことがたくさんあるのでそれはやりながら、一方では「自分」はなくして(と言ってもどうやっても自分がでてしまうけど笑)徹底的にまねをしよう、学ぼうということで、お手本をコピーして切貼り作業、、集字帳作りを進めています。
今まではお手本をファイルして、ペラペラペラペラめくりながら全体構成を参考にしたり、単体の文字を参考にしたり、書いては消し、書いては消し、、とやっていたのですが、
全体構成などはこのファイルをそのまま使うとして、単体の文字を参考にしたい場合、たとえば「あ」だったら「あ」をペラペラペラペラめくっていくつか探すのでとても時間がかかっていたのでここは効率悪かった…。
集字帳なら「あ」をあけると、いろんな「あ」が一目でわかる。
「安」や「阿」などの変体がなもいれています。
さらに「あはれ」も貼っとこう〜など、黙々と切り貼りしながら自分流に集字帳を作っていくこの作業が地味だけどとても楽しいです。
そして、ものすごく字を観察しながらやるのでとても勉強にもなります。
かなを自力で創作できるようになりたい。
引き出しにはたくさんお宝(知識、技術)が入っていて、そこから「これかな」「いや、こっちのほうがいいかも」「ここはあえてこんなふうに」などなど、自由自在にやれるようになるのが、かなに関しては今の目標。
それまで徹底的にまねをして学んでいこうと思います。
どこにどの文字を使うかは自分で考え、やってみる。そうすると前後左右のバランスも考えることになるのでうなりながらやっているのですが、、
この自分で考えて見つけにいくのは時間もかかり、なかなかすんなりいかないですが、
目に見えないぐらいの厚みではあるけれど、確実にミルフィーユの層のように知識技術が積み重なっていっているという確信があるので、それだけが希望。
淡々とあせらず。