丁寧に引き継いだ本物のうなぎ【大隅半島】
こちら久しぶりに晴れ間がみえています、大隅半島から錦江町です!
蒸し暑い夏が続きますね、、。そんなときに食べたくなってくるのが、うなぎ!ちなみに今年の土用の丑の日は、7月21日と8月2日です◎
今回は錦江町でこだわりの「地焼き」をされている禧明館(きめいかん)さんをご紹介します!
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創業82年目になる禧明館を営んでいるのは、長濱修一さんと、恵子さん。はじめは、修一さんのお父さんが旅館業と一緒にうなぎやを始めました。
禧明館のうなぎは「地焼き」といわれる焼き方で、「蒸し」をいれない西日本に多い焼き方をしています。「蒸し」を入れない分、焼きは特に重要。多くのお店の焼き方は、熱を均一に通しやすくするためにガスや電気が使用されていますが、禧明館ではこだわって炭焼きをしています。炭は、何種類か試してみて一番良かった、町内でこだわりの炭焼き職人さんが作った炭を使用しています。
「炭焼き工房とうじんばら」の唐仁原さん。木を集めるところから、つかっている窯や道具まですべて手作りで炭を作っています。
炭焼きの良さは、タレが炭に落ちて焦げた煙が、鰻の表面にあたって燻製のようになること。これによって、中まで味が染み込み、外はサクッと、中はふんわり焼き上げることができるのです。焼き担当の恵子さんは、「焼きは一生というけれど、ほんとにそう。鰻にも個性があるから、上手に、均等に焼くのはほんとに難しい。」とおっしゃいます。土用の丑の日がある夏は暑さとの闘いで、多い時は1日に5時間も焼きに徹する時があるそうです。お店の前を通ると、ゴーグルをつけて焼きに徹する恵子さんの姿が見られます。
そしてもちろん鰻のタレも、代々受け継いだ配合で作っています。修一さんは、「うなぎの焼き方とタレは、絶対に真似できない。」と自信をもって話してくれました。
修一さんは、「おやじからは何も教わってないけど、とにかく見よう見まねでやってて...。だから手がだんだん小っちゃくなってきた(笑)」と冗談交じりにうなぎを扱う難しさを語ります。
「一里離れたら一味落ちるっていう昔の言葉があるでしょ?郵送だと味が落ちてしまって本当の味ではないから。やっぱりここで食べるのが一番おいしいから、食べに来てほしいな。」
先日も、ふるさと納税で頼んでくださった方がうなぎを関東からわざわざ食べに来られて、さらにご自宅用にもお土産として買って帰ってくださったそう。禧明館のお客様はリピーターの方が多く、「ここのはなんかもう一度食べたくなる。」と言ってくださるお客さんがいます。この「なんか」は、禧明館が代々受け継いだこだわりの焼き方、タレ、そしてお2人の人柄を含んだものなんだと感じました。
うなぎの消費量がトップクラスの鹿児島。大隅半島は、温暖な気候と良質な地下水が豊富で、うなぎの養殖地に恵まれています。
地焼きってどれくらい違うのだろうと思った方、ぜひこちらで試してみませんか??
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ちなみにトップ画像の「うなぎおにぎり」は、いつ出るか分からない、そして出てもすぐに売り切れてしまう超レアなおにぎりです!お店の前の、「うなぎおにぎりあと〇個」という看板が目印。見つけたらみんな仕事もそっちのけで買っていかれます(笑)
禧明館さんのうなぎは食べたいけど家計が、、という私にとってこのおにぎりはうな重を食べたも同然です(笑)
お越しの際はぜひ禧明館へ寄ってみてくださいー!!