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自分の機嫌は自分で取る

ゴールデンウィーク初日、この日はとっても楽しみにしていた日。
年に一度の、県内で最も大きな焼きもの市が開かれる。毎年の楽しみだったけれど、去年はコロナの影響で中止になってしまった。その分もあり、気合充分、準備万端。

ところが、朝起きると外は土砂降り。ついてないなあ。それでも今日の予定は譲れない。強行決行。

おしゃれして、メイクして、さあ出発!
例年の傾向からかなりの混雑を予想していたけれど、駐車場にもすんなり停められた。コロナの影響か、天気の影響か。

綺麗にセットした髪も、ついてからものの5分でリセットされる。でも今日はお目当てのものが買えればそれでよい!さあ一目惚れを探すぞ!今日のお目当て品は、マグカップとご飯茶碗。

ご飯茶碗は以前に友人から誕生日プレゼントで頂いていたんだけれど、悲しくも割ってしまった。お気に入りだったのに。形あるものは消えて無くなる運命だよと、お茶の先生が常々おっしゃっていたけれど、気に入っていたものだとかなり辛い。ものに依存するなということなのだと思うけれど、俗世の煩悩と邪心にまみれた私にはハイレベルすぎる要求。

というわけで依存できるお気に入りを求めて。

焼きもの市のなにが楽しいかって、眺めている時間。どれも作家さんの心のこもった手作り。作家さんからおすすめポイントやこだわりを直接聞くと、全て欲しくなってしまう。
コロナ禍で対面での接触は良しとされないけれど、そういったことを避けてみて、改めて対面販売の良さを実感。

そして見つけた。私のお気に入り。

照明の関係で色味が伝わらないのが残念だけど、マグカップは柔らかいアイボリー。24時間かけてじっくりと焼き上げているのでレンジOKとのこと。作家さんは、これで甘酒を飲むのが楽しみなのだと言っていた。ちょうど甘酒を切らしていたことを思い出した。連休中にまた作ろうっと。

まず、マグのフォルムに一目惚れ。シンプルな形にブルーのお花がよく映える。そして軽い。とても軽い。焼きものの特性上、重たくなりがちだけれど(それもそれで重厚感と暖かみが良い)これは驚くほど軽い。そして飲み口の薄さ。私が食器を選ぶときの重要ポイントとして、飲み口の口当たりの良さは譲れない。焼きものでここまで薄くできるとは、と感動してしまうほどの薄さ。毎日のドリンクタイムが充実することを想像して早くもうきうき。

そして、ご飯茶碗。これはこっくりとしたくすみグリーン。ご飯をさらにふっくらと見せてくれそうな優しい色合い。これも一目惚れ。これ、形も大きさもひとつひとつ異なっていて、手に取ってしっくりきた小さめの彼女に決めた。明日の朝ごはんが楽しみで仕方ない。

美味しそうな食べ物も、焼きもの市の楽しみ。今回はお土産用に購入。

見た人から必ず笑みがこぼれる、可愛らしいおやき。家族も美味しく食べてくれた。よかった。


ここ数ヶ月、仕事の繁忙期が続いているのと、2年目になりやる仕事が増える中、なかなか思い通りにこなせない自分へのやるせなさもどかしさ。後輩が入ってきていろいろな指導をしなければならない焦り。
それらが積み重なってとてもトゲトゲしてしまっていた。そんな自分にとても嫌気がさした。

仕事が大変なのは社会人みんなで、それぞれいろいろな悩みを抱えている。周りの人の悩みを全て理解することは難しいけれど、少なくとも私は、その悩みを思いやれる人でありたい。なかなか難しいのだけれど。

自分の人生、誰も責任なんてとってくれない。くさくさしてても何もいいことなんてない。であれば、自分の機嫌は自分でとる。社会人になったんだもの、稼いだお金で心を豊かにしてくれるものを買って心のメンテナンスをするのも重要。

そんなこんなで、とてもとても良い買い物ができた祝日初日。明日の仕事のことを考えると憂鬱になりそうになってしまうけれど、今日は今日、明日は明日。1日頑張れば今度は連休だもの、頑張れわたし!

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