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初めてスパコミにサークル参加した話

先日、私は人生で初めてスパコミ(SUPER COMIC CITY 29)にサークル参加した。

頒布物はなんとオリジナルの写真集。しかも飛行機と大規模イベント下の東京を題材にしたメカメカしいもの。共に組んで参加した相棒=粟さんもまたオリジナルの船舶擬人化本を携えてやってきた。
原神やツイステなど私も大好きな二次創作全盛の世にあって、我々はなかなかに無謀だったようにも思えるが出すと決めたからには仕方がない。
30余年生きていて自ら作る同人誌を初めてリアルイベントで持って行った記念すべき舞台。それがスパコミだったことは後世に長く伝えられるべきだろう。

ところでなぜスパコミを選んだのか。
これには深い理由がある。

  1. まず会社を辞めて時間も出来たのでいっそ撮りためた写真で何か同人誌を作ろうと思っていたこと。

  2. 写真集という作品の都合上、参加するならオールジャンル即売会が良いと思っていたこと。

  3. 直近ではゴールデンウイーク期間中に行われる即売会が準備期間的にもちょうど良かったこと。

  4. 一緒に出てくれる相棒がいたこと。

  5. コミティアへの応募をすっかり忘れていたこと。

特に5番目は重要だ。初オリジナルで初写真集でサークル初参加という初物尽くしの同人初心者は、まず同好の士が確実に集うコミティアあたりから慣らしていくのが王道なのではないかと私は勝手に思っている。

しかし時には試練が必要だ。厳しい道を進まなければこの先に成長はない。そう思ったのはコミティアの応募期限が過ぎたことをパソコンの画面で3度にわたって確認し、現実を直視する必要に迫られたあたりだろうか。

スパコミはコミティア同様に誘惑がいっぱいだ。うかうかしていると斎藤一(FGO)本で破産する可能性がある。だがこれもまた乗り越えるべき課題。そう考えた私は粟さんと共にスパコミに参加することを決めたのだ。

さて、本業の合間に写真集「TOKYO2021」を作るという作業もなかなか大変で、粟さんにLINEで大量に泣き言を送ったのは良い思い出となった気がする。いや本当に間に合うかわからなかったんだもん。
写真の選定で徹夜したとか、印刷所を直前に変更したとかページ数変えたとかもういろいろありましたよ。同人誌なんもわからん。

そうしてすったもんだの末に出たイベントの感想は「手に取ってくれるだけでもう神様」「買ってくれた人は恩人」の二言に尽きる。マジ感謝。畑違いのところでプルプル震えていた2人の初心者に声をかけていただき、本当にありがとうございます。
ちなみに真面目で心温まるイベントレポートは粟さんが書いています。ぜひそちらもお願いします。

なおスパコミで頒布した写真集はまだ在庫がありますので、ぜひ1冊いかがでしょうか。そうですその1クリックが私の次のイベント参加への励みになります。
それでは、また次のイベントでお会いしましょう。


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