ルックバックも良かったし、ワンピースファンレター良かった
■ ルックバック
Amazonプライムで、ルックバックを鑑賞。
映画ですが、ボリュームは1時間と短めです。その長さはちょうど良く、もう一度観たいな、と思えました。
背中がキーポイントになっている映画ですが、背中を見て格好良いと感じられるのは、いいですよね。
漫画を通して藤野と京本がお互いの背中に憧れや嫉妬を持っている様が感じられます。
面と向かって直接ではなく、互いが創作した漫画を通して互いを知って憧れるような。
作者の方も誰かの漫画を読んだり、作品を見たりして、彼女たちと同じように想像して憧れていた人がいるのかもしれませんね。
漫画でも絵でも創作したものは、時間を経て出来上がったもので、作者からすれば過去のものです。
タイトル『ルックバック』の意味のひとつが「背中を見て」だとすると、自分自身を見て欲しいのではなく、ただ創作したものを見て欲しいといった意味が込められている気がしました。
作者の藤本タツキさんは、商業的に漫画を描いてはいますが、漫画自体が好きな人だと思います。漫画というコンテンツへの思いが強く、自分自身をアピールしたり、器用に売れ線で漫画を描いたりするのは、あまり好きじゃないんだろうと。
ただその分、自身が作った漫画というコンテンツへの思いは人一倍強く、また同じく素晴らしいコンテンツを作る人への敬愛が強い人なんだと思います。
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映画といえば、約2時間が普通です。短めのものでも1時間半。映画館で見るとなると、やはりある程度以上は長くないと、元がとれないという感覚があるので、それぐらいの時間は必要です。
映画館で見ることを前提にすると、ある程度の長さは必要ですが、サブスクで見ることを前提にしていくと、ルックバックのように1時間ぐらいの映画は、これから増えてくるかもしれませんし、個人的には増えて欲しい。
家で映画を観る時、1時間だけみて、次の日に残りの1時間を見たりします。
以前は、映画を観るの為に「観るぞ」という気持ちが必要でしたが、分割で観てもいいやと思うようになってから、気楽に観れるようになりましたね。
■ ONE PIECE FAN LETTER
最近見たONE PIECE FAN LETTERというアニメがあって、これも30分と短いながらギュッと詰まっていて良かったです。
ルックバックと同じくジャンプ系で、同じくAmazonプライムで観れました。
こちらは映画ではなく、アニメ放送枠の特別編?ですが、本編とは切り離された作りになっていて、これ1本で完結しています。
ONE PIECEは、もう知らない人がいないぐらい有名で、100巻以上の長編漫画です。
ONE PIECE FAN LETTERは麦わら一味が再度結集し、新世界へ旅立つシャボンディ諸島のシーンを、その島に住む少女の視点から描いたアニメでした。
あるようで無かったアニメでしたが、今作とても面白かったので、ONE PIECEの世界から生まれる派生作品が、今後も色々出てきたりするのかな?と期待大です。