娘がヘアドネーションをしました
母娘でヘアドネーション(髪の毛の寄付)をスタートして約5年半。先に娘が「もう切りたいよぉ」と言い出したので、ちょうどいい時期かもしれないというわけで、先に娘がヘアドネーションをしました。
私たち母娘でヘアドネーションを決めたきっかけは、兄のお嫁さんが乳がんで亡くなったことがきっかけです。
最初は一部摘出で済んだのに、転移が早かったので左側乳房の全摘出手術を受けました。もちろん抗癌剤投与などを受けました。義姉は頭髪はもちろん眉毛やまつ毛も抜けて、退院後にお見舞いに行ったり、実家で集まってもとてもしょんぼりしていました。
頭髪が抜けた時に、医療用ウィッグを購入しようとしたらしいのですが、あまりにも高額でレンタルもあきらめたと聞いています。
レンタルをあきらめた理由には、頭皮が薬の影響でかぶれやすくなってウィッグがかぶれなかったというのはあります。
義姉が亡くなった時、兄にはいろいろと不満や悔しさをぶつけられて、私は何をすればよかったのか今でも悩んでいます。
義姉の四十九日が終わってから、たまたまヘアドネーションのことを知りました。
ヘアドネーションは「髪の毛の寄付」ですが、特に18歳以下の病気で頭髪に悩んでいる子供に医療ウィッグを提供するためのものです。
コロナ禍の影響で一時受け入れ中止と、賛同サロンでの1日に受け入れられる人数制限など変更点はありますが、31センチ以上の受付が再開されたと知り、先に娘がヘアドネーションをしました。
私はサロンの受け入れ人数上、同日カットはできず、後日になりますが、さらに伸ばすことにしました。
娘が5年半挫折せずに、髪の毛を伸ばし続けられたのは、校則が厳しくて、長く伸ばしている方がみだしなみ検査でうるさく言われないからです。
私もまだ続けられるのは、亡くなった義姉には何もできないけれど、娘と同じ年頃やもう少し年齢の低い女の子を思い伸ばしています。もちろん娘という「伴走者」がいたから続けられたわけですね。
今は伴走者がいなくなったけれど、髪の毛のアレンジを楽しみながら伸ばしているので、モチベーションは落ちないと思います。
娘が寄付先に選んだのはJHD&C様で、先ほど発送しましたが、サイトで賛同サロンを探して、注意点をみてから「やってみようかな」と決めるとよいと思います。
他にもヘアドネーションの受け入れ団体があり、規定の長さは異なりますが、もし寄付できる条件が揃っていて「困っている子供ちゃんのために」というお気持ちがあれば、是非寄付も考えてみてください。
私は、さてどこまで伸ばそうか考え中ですが、ラプンチェル級は大変なので、せめてお尻のあたりまで伸ばしてみようと計画しています。お手入れは大変だけれども、ヘアアレンジを楽しみながら髪の毛を伸ばし続けます。
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