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久しぶりの料理の時間を過ごして、やはり料理が好きだと再確認した

わたしは「自炊」と「料理」という言葉を分けて使っています。
「自炊」は効率よい時間と材料の使い方を意識して、ささっと食事を作ること。
「料理」は美味しいにこだわって食事を時間をかけて丁寧につくること。

そんな風に定義をしています。

作り置きは「自炊」の時間で、


料理教室で作る食事は、もちろん「料理」です。

わたしが好きなのは「料理」の時間です。自炊も嫌いではないのですが、生きるために仕方なくやっている部分もあります。
でも、最近心に余裕がなく、いつのまにか「自炊」だらけの日々になっていました。

やっと土曜日に時間が空き、好きな夕飯を作ることに。パスタを久しぶりに食べたかったのと、家にパスタの具の材料がそこまでなかったのでペペロンチーノを作ることにしました。つけ合わせのスープは、東京會舘の料理教室でやったメニューのおさらいをすることに。

ペペロンチーノのレシピはコウケンテツさんの動画から拝借しました。

動画のレシピとポイントを紙に書き起こし、キッチンへ。

ちなみに、キッチンの壁はかわいいタイルになっているのでテンションが上がります。

まずはパスタを茹でるお湯つくり。普段であれば水と塩の量は適当なのだけど、しっかり測っていれる。火をつける。
にんにくのみじん切り。これもいつも適当だけど、まずはにんにくをしっかり潰すと香りが出る。そのあとは細かく、丁寧にみじん切りを行っていく。

パスタの下ごしらえが終わったらスープの下ごしらえ。玉ねぎはできるだけ細かくみじん切り。にんじん、じゃがいも、ねぎはできるだけ具の大きさを揃えてそろり、そろりと切る。
鍋にバターと玉ねぎのみじん切りを入れて、ヘラでよしよししながら、絡まったところで他の野菜を炒め、水とコンソメを入れて煮込む。

ペペロンチーノはオリーブオイルを鍋に入れ、にんにくを5分かけてじっくり淡い色がつくまで炒める。いつもは1分も炒めてないな。
同時にパスタも茹で、時間ぴったりでザルにあげる。炒めたにんにくにバターを投入し、絡まったところでパスタを投入して絡ませる。

パスタは味をみて、塩味が足りなかったら、茹で汁を足して調整。いつも味見も適当だけど、ここは慎重に。2回調整してベストな塩味にできた。

あとはたんぱく質が足りなかったので、豚肉のレンジ蒸し(これは適当なので自炊の類ですが、一品くらい許してほしい)をさくっと完成させて、出来上がり。

まずは食べた時の旦那さんの反応が違った。いつも優しいから美味しい!と言ってくれるのだけど、今回は


このペペロンチーノ、とてもとても美味しいよー!

とはしゃいでくれた。

わたしも食べてみた。そこまで難しいレシピじゃないし、食材も特別なものは入っていない。調味料もペペロンチーノは塩、スープはコンソメだけ。それでもペペロンチーノはパスタの塩気を感じたし、スープは野菜の甘みが舌に伝わった。
自分なりの美味しい、を楽しめたじかんだった。

久しぶりに家で料理して、わたしはやっぱり料理が好きなんだなーと気づいた。

自炊で作るご飯も美味しい。けれど、料理で時間と手間と、プロに習ったスキルをかけて作ったご飯は味が全然違うし、作る時のワクワク感が違う。
楽しかった!と胸を張って言える時間だった。

食事は基本的に毎日作っている。だからこそ忘れがちなのは、食事を作るためだけの時間と、美味しい料理を作りたい!と心を込めて作る時間は全く違う。

忙殺されて自炊ばかりになってしまうことがこれからもあると思うけど、それでもなるべくこれからも、料理の時間を大事にしたいと思った。

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