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エッセイ「付き合ってはいけない友達」
彼と出会ったのは小学校に入学したての頃である。
入学式の次の日は、プレの授業日で学活が2時間ほどあってすぐ下校する日だった。帰り道に、よく知らない数人の塊で下校しようとしたとき、級外のおばさんの先生にみんなが興味を示してしばらく雑談していた。
あとから思うと、そのおばさんの先生はかなり厳しい人で、一ヶ月もすればその先生の前ではふざけられなくなっていた。
先生の名前を当てるというくだりになり、誰
【思い出】たけのこセンター
僕が通っていた小学校の敷地内には、小高い山があった。
ごみで埋め立てて作った山にしてはそこそこ大きく、小学生30人くらいなら優に鬼ごっこなどで遊べる山だ。実際に、ケイドロが昼休みにしょっちゅう行われる場所だった。教育実習で母校に戻ったときもなお健在だった。3週間のあいだ、何度その山へ児童と行ったことか。相変わらず生き生きとした竹藪の生い茂り具合に苦笑すると同時に、ある思い出が蘇る。
小学一年生か