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古代アンデス文明に漂着
友人と、ただここちよい時間が持てればいいかと予定を細かくたてずに一日。思いがけず、閃きで出かけた博物館が二人に示唆深くおもしろかった。
思い返せば、わたしはいつも気が散ってきた。
社会に適応するのに精一杯で。
社会に置いていかれる人たちが気になって気になって。
「今日の目的は誰と何をすること」言い聞かせていかないと何しに行ったのか、わからなくなってしまう。わたしは素のままだと社会の常識からどんどん外れていく。それに調整が要るから忙しくて。でも、どうやら素のままが一番誰にも快適なようだとこんなに生きてからわかってきた。素のわたしは本質を知ってる。たぶん、みんなそう。いつも抑圧がかかってるところで不調和が起きる。「わざわざ不具合を起こすために行動してる」みたいに。
今更、社会の常識に埋もれた素の自分をせっせ発掘中。邪心も無垢なところまで。もうね、自分なんだか何なんだかわかんないくらい風化してるんで、アンデス文明の残した者たちの保存状態に驚いたわよ。
※イラストは友人に送ったお手紙。
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