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絵本『でんしゃはうたう』①/読み聞かせ

電車は「たたっ つつっつつ」と走り、
「ねんねんねんねん ごごだだっだだ」と
踏切を渡る。
その音は、まるで歌っているよう。

電車が奏でる音が楽しい絵本です。

つむぐ 1才0か月

電車が好きなつむぐへの誕生日プレゼント。
3〜5才向きの絵本だけど、つむぐはきっと、
「電車」と、三宮さんが紡ぎ出す愉快な「音」を
楽しんでくれるはず・・・と思って選びました。

つむぐは、この絵本を何度も「よんで〜」と
言ってくるほど大好きになってくれました。
ニコニコ笑いながらよく聞いてくれます。

ごどん どどっどど ででん
だだっだだ だだん

と、電車が橋を渡る音が
特に面白いらしく、
体を上下に揺らして
全身で音を楽しんでいます。

ととててかかっ
つたつたかかん
ぐぐぐぐぐー

線路の分岐器を通るページで
車両基地に停車している電車を見つけると、
「ぁあーーう!」と奇声を上げて喜び、
指を差しています。
そんなに気に入ってくれて嬉しいよ。

大人も読んでいて楽しいです。
僕と妻は、電車が本当に歌っているみたいに
読めるようになりたくて、
日々工夫しながら読んでいます。

ポイントは、ページをめくるときも
音を途絶えさせずに
「たたっ つつっつつ」と
口ずさむことだと発見しました。

読んでいると、つむぐと電車で
旅をしているような気持ちになることも
この絵本の魅力です。

車窓からは懐かしい街の景色が流れ、
電車が奏でる愉快な音楽も聴こえてきて、
のどかで楽しい旅をしている気分になります。

つむぐとの日々の中にも、
楽しみが一つ増えました。

散歩中、踏切が開くのを待つときには
「ねんねんねんねん」。
電車に乗ったときには
「たたっつつっつつ」。

そう口ずさむだけで、
その時間はちょっと特別になります。

『でんしゃはうたう』
三宮麻由子文、みねおみつ絵
福音館書店、2009年

1才7か月〜1才10か月頃の様子は
こちらからどうぞ。


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