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絵本『くだもの』/読み聞かせ
1ページ目には緑色の大きなまるごとのすいか。
ページをめくると、お皿にのった赤いスイカに、
フォークが添えられている。
言葉は「すいか」/「さあ どうぞ」だけ。
春夏秋冬の果物が、
とっても美味しそうな美しい絵とともに
紹介されるシンプルな絵本です。
つむぐ 1歳0か月
じょうずに むけたね
最後のページの、バナナを持っている女の子が
好きなよう。すごい勢いで近づいていって
ページを掴んだら、本が破れました。笑
つむぐ 1歳3か月
妻:なし さあ どうぞ。
妻が梨の絵を掴んで差し出した手を、
つむぐはニヤッと笑いながら
自分の口にパクッと入れました。
その2週間後には、
果物の絵を口に入れることが
すっかり楽しくなった様子。
妻:みかん さあ どうぞ。
つ:(自分で掴んで口に入れる)
妻:パクッ!
つ:(口に入れる)
妻:パクッ!
つ:(口に入れる)
妻:パクゥ〜ッ!みかんめっちゃ食べるやん。
つ:ォホッ!ホッ!ォホッ!
食べすぎてむせました。笑
ある日は、僕にぶどう(の絵)を
食べさせてくれたし、
キッチンの引き出しに映った
自分にも食べさせていました。笑
そして、最後のバナナを食べ終わると、
両手のこぶしをコンコンとぶつけ、
「もっともっと」とサインします。
『くだもの』、大好きだねー。
つむぐ 1歳5か月
果物の絵を口に運び、ほっぺに手を当てて
「おいしい」のサインをするようになりました。
物事と言葉と感情が、
どんどんつながっていく楽しさを、
つむぐが、果物の絵を口に入れたり、
「おいしい」とサインしたりして、
うれしそうに表現してくれます。
親もそれに応え、いっしょに楽しみます。
本当に、いい絵本だなあ。
『くだもの』
平山和子さく
福音館書店、1979年