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本 禅と心身論 小林圓照


病を転じて福田となす。

新年になった。

なにか多くの重いものを抱えながら、

それはさておき、福を願う。

病んでいる人にも平等に新年はおとずれた。

弁道工夫するためには、病気になった時ほど

よいことはない。

労働をのがれ、他人を応接する必要もなく、

おさまりや乱れも知らず、死生は天命にあずけ、

食事や暖房は人にまかせたらよい。

禅と心身論 小林圓照 編集・解説 ペリカン社

病中こそ真の山谷、深山。

修行のときにめぐまれたのか。

よいこともそうでないことも表と裏。

幸せな今に感謝しよう。

どうぞこころ豊かな一年となりますように。


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