ラーメン1000円時代!
「え?ラーメン1杯で1000円?」
嘘のような現実味を帯びてきた。
ロシアのウクライナ侵攻で世界の食糧供給に深刻な影響が及んでいるが、6月以降も多くの品目で物価上昇が相次ぐ。
ウクライナは穀物の一大産地で、ロシアとウクライナで世界の小麦輸出量の3割を占めている。
東京都・吉祥寺の“ホープ軒”では、小麦粉の25キロあたりの仕入れ値が昨年12月に4031円と315円値上がりし、今年6月にはさらに370円値上がる見込みだという。
先日、HPでも原材料費の高騰で一部商品の価格改定が発表された。
ホープ軒といえば、じっくり炊いた豚骨スープに浮かぶ縮れ麺が特徴の人気店だ。
4月に看板メニューである「中華そば」を750円に値上げ。
これが、2019年秋の消費増税時以来の値上げだったという。
また、50グラム分の「大盛り」を無料で提供しているそうだが、今後も小麦粉の値上げが続けば、「100グラムにして有料にする」ことも視野に入れているそうだ。
「なるべく安く美味しく出したい。」という言葉とは裏腹に、厳しい現実がつきつけられている。
小麦価格は北米の不作などで高値が続いていたが、今回の侵攻で更に跳ね上がった。
日本の小麦の自給率は15%なのでほとんどを輸入に頼る。
ロシアとウクライナから輸入はしていないが、世界的な供給不足に陥いっているので、値上がりは避けられない。
最近ではカップヌードルなどのインスタント食品、酒類・飲料品、穀物酢や中濃ソースなどの調味料、アイスなども値上がりしている。
値上げの夏はまだ始まったばかりかもしれない。
節約できるところはしていこう!
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