「人を動かす」コツを知りたいという人へ
noteマガジン「パートナーシップを磨く」は、(職場や学校や家庭で)安心で安全に話し合える関係と環境を創り出したい人が、パートナーシップについて探究できるフィールドです。コーチHOSUが、パートナーシップを磨くコツ、ポイントを伝授します。
連投117日目。
自分の部下や子どもの未来を思って、日ごろから考えていることでしょう。
「しっかり勉強をして、仕事で成果を出してもらいたい」
「しっかり練習して、大会でいい成績をおさめてほしい」
ところが、部下や子どもが思うように勉強しなかったり、練習しなかったりすると、思うわけです。
「やる気にさせるにはどうしたらいいの?」
思いますよね。これ。
でも、これ、問いがズレているんですよね、実は。
この問いの省略されている部分を全部補ってみましょう。
「わたしが、部下(子ども)を、やる気にさせるには、わたしはどうしたらいいの?」
これ、主語があなたですよね。
実際に勉強や練習をするのは誰かというと、部下(子ども)ですが、この問いだと部下(子ども)を操作する質がどうしても入ってしまいます。
そこには、パートナーとしての対等な関係じゃなく、上下の関係の質がにじみ出てしまう。
そこで、わたしはパートナーとしての対等さを損ねないために、「やる気にさせるにはどうしたらいいの?」が頭に浮かんだら、次のように言葉を変えるようにしています。
「(部下や子どもが)やる気になるために、何がいるんだろ?」
これによって、あくまでも主体は相手(部下、子ども)だぞ〜と自分に言い聞かせています。
そして、「わたしはどうしたらいいの?」という部分も、「何がいるんだろ?」に変えています。そうすることで、自分が何をするかという範囲を超えて、視野を広げられるようになります。
ということで、「人を動かす」コツ、それは、「人を動かそう」としないことでしょうね。
そして、自分が動くパターンや方法は手放して、「人が動く」ということの多様さに触れ続けることでしょう。
言うのは簡単と思った方もいるでしょうね(笑)
コーチというのは、そういうことをやっているので、簡単なんですよ、本当は^^