円陣

上司と部下のパートナーシップ9:ギャンブル人事にご用心♪

 連投151日目。「上司と部下シリーズ」第9弾。

 最近、わたしの耳によく飛び込んでくることがあります。

 指導のしかたも教わっていないのに、「お前の指導の問題だろ!」という扱いを上層部からされていて、ストレスを感じているという管理職のお話です。

 それはまるで、包丁の使い方もしらないのに、魚を三枚におろせと言われるようなものでしょう。そりゃ、見よう見まねでやれんことはないかもしれんけど、まぁまぁ無茶な話ですね(笑)

 会計を教えてもないのに、「決算書読めるやろ」と言える人
 バットの握り方も教えていないのに、「ヒットうてるやろ」と言える人
 英会話を教えてもないのに、「通訳できるやろ」と言える人

 わたしは不思議だな〜って思うんです。

 できる人を管理職に配置しているんだったらわかりますよ。でも、人や組織のマネジメントのしかたを教わったことない人なら、うまくやれるかどうかわからないんだから、「管理職なんだから、なんとかして当たり前やろ」って言える人って、不思議でしかたない。
 いや・・・管理職って、ただの肩書きやし。
 名刺に肩書きついたら、能力が自動でつくとでも?

 「No training No result(トレーニングなしに結果は出ない)」でしょ。

 で、じゃぁ、そういう能力開発に金をかけてくれるるのかといえば、ものすごく渋る(笑)

 それって、種もまかずに「この辺でかぼちゃできるやろ」っていうてるようなもんで、何の根拠もない。

 あたりはずれを天に任せて管理職を配置しているのなら、それは「ギャンブル人事」って言ってもいいよね。

 日ごろはチームメンバーになんの関心も向けず、声もかけることもなく、サポートもせずに「なんで、こんなことになってるんだ!」って結果が悪い時だけ関わってくるって、もはやパートナーではなく、単なる支配者だよね。

 教育なしに、管理職に結果だけ求めるようなギャンブル人事にご用心♪
 
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HOSU
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