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「会社が方針を示してくれない」という意見が示すもの
仕事もプライベートも充実するカギとなる「パートナーシップ」を専門とするコーチ・HOSUが、パートナーシップをより大きな結果につなげられるように、いろんな切り口でつづっています。
noteマガジン「パートナーシップを磨く」連投64日目。
人を惹き付ける人っていますよね。わたしの周りにもそういう人がたくさんいます。先日、ご一緒した経営者の方は、まちづくりにつながる仕事をしておられるのですが、多くの住民の方がその方のもとに集まり、一緒に活動をしておられます。
”意図”が明確で、その提供しているサービスがその”意図”に適っている、つまり、「言っていることとやっていることが一致している」状態なので、余計に信頼が増し、一緒に何かをやりたい!とか、力になりたい!という思いを引き出すんでしょうね。
先日、ご一緒した方は、仕事もバリバリされていますが、ユーモアのセンスもあり、話題も豊富だから会話をしていても楽しくて、本当にバイタリティにあふれていて、一緒にいてもあっという間に時間が過ぎてしまいます。わたしもその方の力になりたいと思うし、その方が目指している夢の実現に向けて、力になりたいと思いましたからね。
パートナーシップって、そういう意味では、自分自身が目指していることじゃなくても、話を聞いて「力になれることで力になりたい」と思う瞬間に現れるものだし、自分が大切にしていることじゃなくても、相手が大切にしていることを聞いて「それは自分も大切にしたい」と思う瞬間に現れるものなんだなと感じました。
「力になりたい」も「大切にしたい」も、言い換えれば、自分事ってことですからね。決して、自分がそこでリーダーシップを発揮しなくても、賛成できる、賛同できるという時には、パートナーシップが芽生えるもんだなと思います。
裏を返せば、まったく賛同できない時や、理解できない時なんかは、パートナーシップなんて芽生えにくいですよね。
わたしが耳にすることが多いのは、「会社が方針を示してくれないと困る」というもの。この人は「会社」の一員としてアイディアを出すんじゃなくて、「会社」の部外者のように論じているだけなんだったら、そこには会社とその人との間にパートナーシップがありませんよね。給料を払う/もらうという雇用関係があるだけで、そこにはパートナーシップが存在しているとは言えないでしょう。
ま、だいたい会社が〜って言ってる人って、会社との間にパートナーシップ感じてない人みたいですけどね。そういう人ほど、会社とのパートナーシップが感じられるコミュニケーションに飢えているって言えばいいのかな。例えば、本当は承認してほしいとかね。労いの言葉をかけてほしいとかね。
だから、逆にそういう言葉が耳に入っている経営者は、彼らを敵視するのではなく、パートナーとしてコミュニケーションを取って、パートナーシップを創作すれば、その雑音が消えるということを知っておいてもらいたいと思います。はい。
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