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宿題を提出しようとするから、宿題を提出できない
2024.04.26
ペギンの日記#26
「宿題を提出しようとするから、宿題を提出できない」
私は宿題を期限ギリギリまでやらずに置いておいてしまい、直前に泣きながらやる羽目になりがちな人間だ。
今でこそやっと冷静になって書けるが、春休みの宿題は本当にヤバかった。
部活に家族旅行、友だちと遊ぶ予定、noteの運用開始。
様々なことが重なって、宿題には微塵も手をつけていなかった。
幸い範囲表は見て、やるべきことが多いことは把握していた。なので春休み最終日の午前中には動き出すことができ、新学期が始まってからも提出の授業が来るまでの休み時間等、必死に宿題を進めることで、なんとか全ての宿題を期限通りに出すことができた。
もちろん、たくさんの誤魔化しを使いながら。中高で身につけてきた逃げのテクニックがここで光る。いやどこで何を光らせてんねん。
でもここ数年、この熟練されたテクニックが仇となってより宿題に焦ることが多くなっている。どういうことか。つまりはこういう仕組みである。
範囲表を見る。
律儀に全部やると、だいたいn時間かかるなぁと推測する。
時間がかかることは知っているのに手がつかない。
手がつかないまま長期休みを過ごす。だんだん冷や汗が出てくる。
提出日までに、宿題を終わらせるために必要なn時間を確保できなくなる。
期限通り出すために、セコいテクニック①を使って宿題をやる。
すごいスピードで宿題の山が片付いていき、気分がよくなって一休みする。
一休みじゃ済まない。
テクニック➀じゃ期限に間に合わないところまで来てしまう。
テクニック②も導入して、ものすごいスピードで宿題をやる。
テクニック②が功を奏して、期限日までに宿題終わりそう。
安心して一休み。
もちろん一休みじゃ済まない。
…。
要するにサボリテクを導入した結果、余裕があると勘違いして後回しにしてしまうのだ。酷い習慣である。
春休み。宿題に追い詰められて、いよいよやらなきゃいけなくて、でも手がつかなくて泣いていた私は、友人に喝を入れてもらおうと事の顛末をすべて話した。全てを静かに聞き、そして友人は言った。
ぺぎんさ、宿題を期限日に出そうとするから手がつかないんだよ。期限日に出さなきゃって思うからセコいテクニック使うじゃん。で、そのテクニックのせいで余裕ができてると勘違いしてるじゃん。だから期限日に出そうとすんなよ。
少なくとも私は期限日に間に合わそうなんて思ってないよ。最悪間に合わなくてもいいかって思いながら宿題を始めたら、タイムリミットに追い詰められても丁寧にちょっとずつ進められるから最終的には終わるわけよ。頭で色々考えて手が出ないより、不真面目で手が出たほうがマシでしょ?
衝撃を受けた。「期限日に間に合わなくてもいい」という発言に、いやお前人間性終わってんなと思ったけど、でも宿題をめっちゃ誤魔化してやる私の方が何倍も終わっている。友人の言っていることは全て理にかなっっていた。
「宿題を出そうとすればするほど宿題を出せなくなる」という矛盾。
ならば宿題を出そうとしなければいい!
トンチのような回答だが、本当にそのとおりだと思った。
提出物系をちゃんとやれる人は凄いと思う。その努力には本当に尊敬する。でも多分それを私に置き換えても荷が重すぎるだけだから、私は私なりのやり方で頑張ってみようと思う。
次の長期休みから、宿題は最悪間に合わなくてもいいと思って、丁寧に少しずつ手を出していこう。
【追記_2024.04.27_17:40】
コメント欄で垂れ耳うさぎさんよりご質問を頂いたのでここで回答します。コメントの文字数上限が500文字らしく、入り切らなかったのです…。
以下↓
数学が特にわかりやすいサボり例なのでそれを紹介しますね!
・スタンダード:自力で解く。悩んでも分からない問題は解答を自分の言葉にして写す。
・ステップ➀:自力で解く。一瞬でも迷ったら解答を開く。パッと見理解できなかったら解答をそのまま写す。
・ステップ②:解答を見てやる。普通に解いたら解けなかったであろう問題は赤で解答をそのまま写す。
・ステップ③:問題冊子は開かず、解答のみで自分が解けそうか判断して、シャーペンと赤ペンで解いたフリ。分からなかったフリの解答はそのまま写す。
・ステップ④:解答を見て、問題を解いてる途中で出てきそうないい感じの数字や記号を書く。間違えたフリをするときは適当な数字のどれかに赤ペンで二重線を引き、「ここでミス。注意!」などと書き込んでおく。その赤ペン修正でボロが出そうな箇所は解答をそのまま写す。
・ステップ⑤:基本ステップ④。ただし、サボりがバレそうな箇所は「?もう一度解答読む」と書いた付箋を貼って解答を写す時間をカット。
・ステップ⑥:提出ノートには答えだけ書く。先生に指摘されたら「今回めっちゃ難しくて提出ノートぐちゃぐちゃになりそうだったんで裏紙で解いたんすよ〜。まだメモ紙持ってるんで持ってきますか?」と言う。大抵「いや笑そこまでしなくても大丈夫。」みたいな返答が来る。万事解決。
ただし、ステップ⑤⑥あたりからは先生との信頼関係が築けている場合に限り可能。ある程度マジメに普段の授業や提出物をこなすことはもちろん、テストでは高得点を取ることを欠かさない。提出物はイマイチでも、テスト前の勉強だけはサボってはならない。