【イギリス紀行】女王陛下のEmpty Garden ⑤
博物館、美術館巡りを一通り終え、次は2日かけて名所旧跡巡りです。
普段、南九州からさえめったに出ないエクストリームおのぼりさんは、名所旧跡を転々と巡ってくれるビッグバス、別名ホップオン・ホップオフ・バスの2日分のチケットをネットで入手してスマホに仕込んでいたのでした。
そして、アクティビティ2回分のロンドンエクスプローラーパスをスマホに仕込み、これを使って1日目はロンドン塔に入ろうというわけです。
何もかもスマホに入っています。旅の教訓は「財布よりスマホを守れ」
ホテルに近いウバーン・バス停からグリーンルートに乗り、そのままだと南北を行き来することになるので、コベントガーデンで降りて別ルートに乗り換え。
ブルーが来たので乗り込み、オープントップの2階席でロンドンの景色を満喫します。
満喫しつつ、現在地をビッグバス・アプリのシティエクスプローラーで確認しつつ。忙しいです。
カメラに切り替えられないので、写真は同行者に依頼。
歴史あるタワーブリッジを地上より格段に近い2階席で通り抜けると、歴史ある街に来たんだなあと実感がわきます。
ロンドン塔に到着。案内音声、表示一切なし。見えたら降りる。
どこから入ればいいかわからないので人の流れについて行き、無事、敷地内に入ることができました。
テントみたいなところで簡単なセキュリティチェック。
係のお姉さんにパスを見せたらあっち側の人にと言われました。
反対側の人が「私は特別なスキャナーを持っているのよ」と笑って、読み取ってくれました。
ロンドンエクスプローラーパスと普通のチケットでは係が違いました。
城壁の中に入り、この場所の歴史を考えて少し緊張しつつ階段を上って広々とした場所に出ると、ちょっと先に長蛇の列がありました。
クラウン・ジュエルを一目見ようと待っている人たちです。
別にもらえるわけでもないし、芸術作品と違ってそこまで観たいわけではないのでパスしました。
宮殿、城塞、監獄、処刑場といった歴史を一通り知っているだけなので、ゆきあたりばったりに見学し、目についた建物に入ります。
最初の建物にあった資料で、赤が基調の派手なコスプレをしているようにしか見えないおじさんたちがヨーマン・ウォルダーという名称のれっきとしたロンドン塔の衛兵だと知りました。
二つ目に入った時、ここがかつて王立動物園で、動物たちが今の動物愛護法では考えられない扱いを受けていたことを知り、ショックを受けました。
最近よく見かける、歴史上の人物像や史実を現代のモラルに合わせて修正する動きには賛成できませんが、これはこれで知らずに済めばその方がよかったと思いました。
部屋の真ん中に檻が置いてあり、入って記念写真を撮っている人もいたみたいです。
王族や王室の歴史を学べる場所があり、やっとほっとしました。
古銭メダルが出てくる自販機みたいなものがあり、タッチ決済できるので記念にとやってみました。船の舵みたいなものを回して取り出し口に落とします。
コインを入れずにコイン(メダル?)を出す自販機。時代だなあ。
ミリタリー関係の資料がある建物を経て、ロンドン塔を後にしました。
タワーブリッジを今度は自分の足で踏みしめて渡り、バラマーケットへ向かいます。
活気があって騒がしくて人ごみぎゅうぎゅう。
今回は予約してあるレストランではなく、屋台のパイミニスターへ。
保温器の中からステーキアンドエールパイを選び、カフェラテと共に注文。
連れがパイを、私がなみなみとホットドリンクの注がれた紙カップを持って座れるところを探しました。
マーケットの端の共有イートインスペースみたいなところで席があいたので座ろうとすると、肩に力を入れて体当たりされました。
両手になみなみのホットドリンクを持っている人に体当たりする人がいる先進国があることにも驚いたし、こぼさなかった自分の体幹にも驚きました。
ステーキアンドエールパイ、おいしかったです。
ロンドンブリッジ・バス停から再びビッグバスに乗り、今度はビッグベン、現在名エリザベスタワーを目指します。ちょっと手前のヴィクトリア塔庭園前で降り、歩いて北上しながら国会議事堂とビッグベンを撮影。
エクスプローラーパスの2回目は翌日に取っておきたいので、中には入りません。
次にビッグバスを降りた場所はヴィクトリアステーション。
ピンクの可愛いリカちゃんハウスのようなカップケーキ屋さん、ペギー・ポーシェン・ベルグラヴィアへ。
写真で一番おいしそうなカップケーキとTea For Twoを注文しました。
カフェやレストランで紅茶を頼むとポットで出てくる嬉しいサービス。
二人分の紅茶が1ポットで来ました。
テラス席で、おしゃれなティータイムを堪能しました。
この日の帰りが大変でした。
待っても待っても、さっき降りたバス停にビッグバスが来ない。
15分間隔のはずなのに、1時間経っても来ない。
反対側のバス停にはずっと止まったままのビッグバス。
理由はわからないけどもうあきらめて、ヴィクトリア駅から地下鉄で帰りました。
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