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【時々エッセイ】猫の手ざわりは魔法でできている 74
猫にも試練の暑い夏。
先日、ジョルジュがご飯の時間になってもお気に入りの六角形段ボールベッドから出てこず、気になっていました。
出てこないけどデリバリーしたら一応食べてくれます。
でも、少し残しました。
朝は弟たちが残したご飯まで食べたのに。
いや、そのせいでお腹がすいていないのかもしれない。
まあ、暑いし歳も歳だからねと思っていました。
7時ごろになって、なんかぐったりしてる、それに、口半開きだし、こんなに息する度に急ピッチでお腹が波打ってたっけ。という事態に。
気になったので、スマホの時計アプリのストップウォッチで計ってみました。
明らかに呼吸が速い。
これは熱中症かもしれないと思い、とにかく部屋を冷やすことを考えました。
エアコンがあるのは2階のリビングだけ。
今、あまり動かさないでとりあえずここで冷やせる方法をと考えました。
猫は肉球からしか汗をかかないので、扇風機はただの風圧です。
扇風機の裏側3カ所に保冷剤をくくりつけ、冷たい風を送る作戦に。
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そのうち、口をパクパクさせ始め、うめき声のようなものも出てきました。
これはヤバい、と思ったのが9時過ぎ。
もう動物病院は閉まっているけど電話してみました。
電話の内容では緊急事態かどうかわからないから、もう少し様子を見てくださいと言われました。
様子を見ていましたが何一つ変わらず、怖い考えが浮かんでくるので一晩中心配し続けるよりはと病院へ連れて行きました。
中に連れていかれてしばらくすると、診察室に呼ばれました。
発熱していますと言われました。
やはり、家が暑すぎたせいです。
レントゲンを撮ったけど、心臓に異常はないし、一時的なものだったようです。
抗生剤の注射をしてもらいました。
レントゲンに抗生剤の錠剤に夜間診察料金。
家であのまま様子を見ていれば要らなかったであろう出費。
でも、翌朝ジョルジュを見て一生後悔することになる方が怖いし、多分眠れなかったと思うので、やはり連れて行ってよかった。
そして、これからは1階にも部屋を冷やす家電を置きます。
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