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【時々エッセイ】猫の手ざわりは魔法でできている 103

猫と長く暮らしていると、成長と変化の後にどうしても老いを見ることになります。
ルネとモネもいつまでも子猫だと思っていたけど今年でもう8歳になります。
ジョルジュは今年で18歳。
ハイシニア猫です。
前にできたことができなくなるし、動きも鈍くなります。
玩具を目の前で振っても、全く無視。
私と同じで近くが見えにくいのかなと思って少し離しても同じ。
もう、飛んだり跳ねたりできないし、したいと思わないんだろうなと飼い主は諦めます。
以前なら、冷蔵庫に飛び乗りそこから食器専用のキャビネットに飛び乗ったら「あら、またそこにいるの?」と言っていました。
でも、18歳で突然それをやってのけると、「どうやってそこまで行ったの?まさか、猫兄弟の肩車?」と驚異の目で見てしまいます。
そして、大急ぎで写真を撮ります。

キャビネットの上のホットプレートが入っている箱の上の18歳猫

ちなみに猫は肩車しないし、そもそも猫に肩はありません。
長生きする猫は最近多いけど、この健康状態は珍しいかも。
飼い主がぼそぼそとスーパーのデイリーコーナーで買ったパンケーキや硬いパンを食べながら、猫にはピュリナワンキャットとココナッツオイルをあげている成果がここで出たんだと嬉しく思います。
猫ファーストの賜物です。
登ったはいいけど「降りられないよう」と救助要請をする可能性を思い、ミニ脚立に目をやりながら待っていたら、華麗なステップで冷蔵庫に飛び移り、次にそこから飛び降りました。
着地も完璧。
10.00点です。
ジョルジュは大丈夫。
何歳まででも生きる。
飼い主の責任としては、粗食なりに栄養バランスを考えて猫の世話ができるコンディションを維持する。
これです。

ルネ きりり



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