【時々エッセイ】猫の手ざわりは魔法でできている 51
良かれと思って。
猫様にかしずく飼い主(お世話係)によくある思考回路です。
最近、ジョルジュが朝ごはんの後ケポる回数が多くなってきて、歳のせいかな、15歳以上用のピュリナワンキャットをしかもふやかしてウェットフードと一緒にしてあげているんだけど、この上何を。
もう仕方ないかな、ケポったら後で総合栄養食ちゅーるをあげよう。
そう考えていたところで、ふと気づきました。
もしかして、冷たい水だと飲んでくれないからと瞬間湯沸かし器から出したお湯をあげているのが原因では。
そう思って、ティファールで沸かしたお湯を覚ました「沸かし冷まし」をあげるようになったら、ケポがピタッと治まりました。
良かれと思ってやることも、ツメが甘いと逆効果。
それを学びました。
それから、猫様相手に幼児言葉。
これは、良かれと思ってやっていて実際よかった例です。
幼児言葉で話したところでこれから言語を学習して普通の言葉を話すようになるわけでもないし意味ないかな、とも思っていたのですが。
ネットの記事に、猫は穏やかな高い声を好むので幼児言葉は有効と書いてありました。
ジェンダー平等の世の中ですが、これは女性の方が有利なようです。
そして、現実を受け入れなければなりません。
猫の世界でモテる男は阿部寛ではなく、クロちゃんなのです。
良かれと思ってストーブを点けてその前に着る毛布を敷いてあげると、寝てるかと思ったらどこか行っていたりします。
もちろん、ストーブは点いたまま。
猫に退席する時はストーブを消すべしという概念はありません。
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